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満天の星空満喫 西表島ふれあい星まつり

夜空に輝く天の川。星空観察日和となった=16日夜、西表島うなりざき公園

夜空に輝く天の川。星空観察日和となった=16日夜、西表島うなりざき公園

西表島ふれあい星まつりで勇敢な子ども獅子を披露する上原小学校5・6年生児童=16日夜、西表島うなりざき公園

上原小子ども獅子やライブも

 【西表】星空を資源に地域振興や活性化などを目指すイベント「西表島ふれあい星まつり」(八重山広域市町村圏事務組合主催)が16日夜、西表島うなりざき公園で開催された。絶好の星空観察日和となったこの日は多くの住民や観光客が訪れ、ライブショーを聴きながら秋の夜空を彩る星々を満喫した。

 星まつりは、上原小学校5・6年生児童による元気いっぱいの子ども獅子で幕開け。石垣島のミュージシャン石垣よしゆきさんによるライブショーや、全国で活躍する唄者の金城弘美さんによる情緒豊かなステージが訪れた人たちを楽しませた。

 石垣島天文台の花山秀和室長が、今後の星の見どころや「やまねこ座」の由来などについて説明した後、NPO八重山星の会の通事安夫代表理事による星空観望と解説がスタート。照明が消され真っ暗闇の中に星々が浮かび上がると、会場は「ワー」「すごい」などと歓声に沸いた。

 観望会では、夜空を見ながらさまざまな星について紹介。北斗七星の先に見える「アルクトゥルス」がスピカの方向に移動しており、5万年後に近くに来ることや、200年前の八重山の資料にもこの星が載っていることが伝えられた。

 また、さそり座の1等星のアンタレスは、太陽の700倍の大きさであること、東南アジアや沖縄、日本の一部では、「さそり座」ではなく「魚釣り座」と言われていることなども説明された。

 まつりの冒頭、八重山広域市町村圏事務組合の金城安和事務局長が「八重山の島々は星空の宝庫ともいわれている。生まれ島の素晴らしい自然環境に誇りをもち、星空や自然環境の保存に関心を高めてほしい」と同組合理事長の中山義隆石垣市長のあいさつを代読した。

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