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嘉弥真島で七夕星まつり

天の川をバックに記念撮影するツアー客ら=7日夜、展望台

天の川をバックに記念撮影するツアー客ら=7日夜、展望台

自然観察で島の成り立ちなどを学ぶ参加者=8日午前、嘉弥真島

天の川にため息 無人島から「星開き宣言」

 美ら花グループ創業70周年記念の第6回無人島カヤマ島七夕星まつり~2023~(三和トラベル主催)が7日から2日間、嘉弥真島(加屋真島)で行われた。ツアー客や旅行会社の担当者ら約30人が参加し、「星開き宣言」の後、満天の星空を満喫した。

 一行は7日午後2時半ごろ入島。午後4時ごろから小浜島の神司が安全を祈願した。七夕星まつり実行委員会の親盛一功委員長は「カヤマ島は今年で(宮平観光株式会社が管理運営して)40年になる。国立公園の中の無人島で最近はキャンプや教育旅行などでも利用されている。星空など大自然を満喫してもらいたい」とあいさつ。

 石垣島出身の歌手、饒平名久乃さんが「ここ、やいまの島々では日本一美しい星空が、日本一たくさんの星が見られます。今年も、やいまの星空が美しく見える季節となりました。この美しい星空に、天の川や流れ星に愛を願いましょう」と星開きを宣言した。

 参加者はバーベキュー、舞台のパフォーマンスショー、饒平名さんのライブを楽しんだ後、美ら星ガイド・アドバイザーの宮地竹史さんの解説で星座などを学び、島のほぼ中央に位置する標高19㍍の展望台で星空を観察、天の川にため息がもれた。

 ツアー客のうち福岡県から訪れた吉川博子さん(38)は、カール・ジェンキンスの曲の「Kayama(大地)」を聴いて「カヤマ」をネットで検索したところ島の画像に「涙が止まらなかった。運命を感じた」とことし1月に初来島、今回の七夕星まつりにも参加した。「天気にも恵まれ、星がすごかった。また来たい」と大満足の様子だった。

 8日午前には「カヤマ島自然講演会」と題して谷崎樹生氏を講師に散策、島がかつて森林に覆われていたことなどを学んだ。

 嘉弥真島は、宮平観光㈱(親泊一功代表取締役社長)が竹富町から賃借して管理、「カヤマ島」の名称で観光事業を展開しているほか森林を取り戻そうと植樹活動なども行っている。

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