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大商談会に旅行26社 YVBが観光感謝のつどい

八重山観光感謝のつどいで具体的な商談を行う旅行者と地元業者の担当者ら=13日午後、市民会館中ホール

八重山観光感謝のつどいで具体的な商談を行う旅行者と地元業者の担当者ら=13日午後、市民会館中ホール

 一般社団法人八重山ビジターズビューロー(会長・中山義隆市長、YVB)は13日午後、2023年度八重山観光感謝のつどいを八重山観光セミナー&大商談会として市民会館中ホール・展示室で開催した。東京や大阪、福岡など島外から旅行会社26社(36本社・支店)78人が来島、地元観光事業者28社の担当者らと具体的な商談を行った。14日は八重山観光を体験する。

 現地開催は昨年に続き2度目。2日分の宿泊費以外は各社実費にもかかわらず、参加者が昨年の19社63人を上回る規模となるなど八重山観光への関心の高さをうかがわせた。今回は前回のアンケートで要望の多かった懇親会も行った。

 中ホールでは午後1時半から午後5時15分まで、旅行会社と八重山の観光事業者が商品やサービスの取引に関して交渉した。この間、展示室では3市町、YVB、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の担当者らがプレゼンテーションを行った。

 このうち竹富町は「環境保全と観光管理」の事例として竹富島の西表島を紹介。地域自然資産法に基づく自然環境と集落景観の保全を目的とする入域料について「収受率は1割。周知不足があるのでぜひ協力をお願いしたい」と要望。世界自然遺産の西表島ではガイド免許制度を強調、「商品造成の際には必ず免許を取得しているガイドを利用していただきたい」と求めた。

 与那国町観光協会は、与那国馬ふれあい体験や海底景観ポイントクルーズ、三線民謡ショー、酒造所見学など日帰りのできる団体旅行用商品を提示。業者による昼食会場と弁当の提供が困難なことから、同協会が公民館などを活用して弁当を手配すると説明した。

 同協会は今後の業務展開として▽飛行機欠航に伴う乗客の宿泊施設手配▽キックボードやバイクの貸し出しなど新たな2次交通の利用▽空港案内所を活用して手荷物を預かる業務―などに取り組んでいくと報告した。

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