日本最南端の海びらき 一足早い夏の幕開け
- 2017年03月19日
県内トップを切って「日本最南端!八重山の海開き2017」(八重山ビジターズビューロー主催)が18日午前、小浜島のはいむるぶしビーチで開かれ、参加者約1500人(主催者発表)が一足早い夏の幕開けを楽しんだ。小浜島での海開き開催は10年ぶり。イベント時の最高気温は25度を超える夏日となり、強い日差しが照りつける汗ばむ陽気で絶好の海びらき日和。初泳ぎでは地元の人や観光客が小浜島の真っ青な海に飛び込んだ。特設ステージではTシャツデザインコンテスト表彰や第38代ミス八重山の発表、お笑いやアーティストによるライブが行われた。
海びらきに先立ち、同日午前9時30分に神司や八重山ビジターズビューロー(YVB)の関係者がことし1年の海の安全を祈願。
海開き宣言では、小浜小中学校の児童7人が「海で遊ぶとき、安全で事故を起こさない。八重山のきれいな海を汚さない。マナーやルールを守り、海を大切にします」と宣言した。
イベント関係者によるオープニングテープカット後、初泳ぎがスタート。子どもや大人が一斉に海へ飛び込み、水しぶきと歓声を上げて最南端の夏の始まりを楽しんだ。海上収穫祭も行われた。
父親と初泳ぎに訪れた大田向日葵さん(小浜小2年)は「水が冷たくて寒かったけど楽しかった。これからたくさん泳ぎたい」と喜び、母親と石垣島から訪れた成底泰翔君(6)は「海上収穫祭で野菜をいっぱい取れた。めちゃくちゃ楽しい」と目を輝かせた。
特設ステージでは小浜島ばぁちゃん合唱団「KBG84」がオープニングを飾り、自慢の歌と踊りを披露。小浜島婦人会が「伝統芸能」、小浜保育所が「演舞」を披露した。
お笑い芸人ライブでは吉本興業に所属する「レギュラー」や県内で活躍する「ウリズン桜」が会場を笑いに包んだ。
17日に竹富町から「竹富町観光大使」に任命され、ステージイベント最後に登場した石垣島と西表島出身の4人組バンド「トレモノ」が軽快なリズムと独自のサウンドで海びらきを締めくくった。
YVB会長の中山義隆石垣市長は「小浜島を舞台に八重山諸島の海の安全を祈願し、この1年、無事故で快適なシーズンになってほしい」と願った。
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