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サトウキビ搬入に遅れ 雨で土壌の軟弱化が影響

雨が上がり急ピッチで刈り取りが進められるサトウキビ=10日午後、崎枝

雨が上がり急ピッチで刈り取りが進められるサトウキビ=10日午後、崎枝

石垣島製糖

 石垣島製糖工場へのサトウキビ搬入に遅れが生じている。面積当たりの収量が下がり、刈り取り作業の効率が低下していることに加え、機械刈りが大半を占める中で、雨による土壌の軟弱化が影響。石垣島では4月5日から9日までの5日間、雨が降り、特に7日には1日で100㍉近い降雨があったことでほ場がぬかるみ、大型のハーベスターが使用できない事態が続いた。同社の多宇弘充常務は「気温が上がると糖度が下がる。天候次第だが4月20日ごろまでには終えたい」と話した。

 同社の2023/24年期の原料生産量は6万7000㌧を見込み、9日までに6万1000㌧が搬入済み。当初の製糖期間終了は3月16日を見込んでいたが、例年より低い反収などが影響して4月にずれ込んでいる。今月に入ってからの雨も搬入を遅らせる原因となっており、気象庁の観測によると石垣島での降雨量は5日に5.0㍉、6日に2.5㍉、7日に99.0㍉、8日に34.5㍉、9日に6.5㍉と毎日、降り続いた。

 10日ごろからは、大型ハーベスターの稼働も再び本格化し、サトウキビ刈り取りの最後の追い込みを迎えている。

 ほ場では、害虫のカンシャワタアブラムシが発生。サトウキビの生育阻害に加え、刈り取り時に虫から発生する白い粉が舞うことからハーベスターのオペレーターらはマスクを二重にかけるなど、対応に苦慮しながらの作業となっている。

 心配された老朽化が進む工場のトラブルについては、懸念されていたような大きな故障は発生しなかった。

 多宇常務は「石垣島製糖も助成を出す。株だしの萌芽推進や8月ごろから始まる夏植えに向けた土づくりなど早めの耕起で対策してほしい」と来期以降に向けた対応を呼びかけている。

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