八重山毎日新聞社

　6月定例石垣市議会（我喜屋隆次議長）は12日、大道夏代、箕底用一、仲間均、髙良宗矩の4氏が一般質問を行った。一般会計6月補正予算案に盛り込まれている学校改修工事事業で小中学校のトイレがすべて洋式化されるとの報告があった。大道氏への答弁。

（9面に関連、質問要旨）

　天久朝市教育部長によると、小中学校のトイレ815基のうち和式は324基で改修工事ですべて洋式にする。今年度内に整備する。同事業ではほかに石垣第二中屋内運動場屋根天井と手すり、石垣中のエレベーター、大浜中の消防設備などがあり、工事請負費は計20件2億6970万円。大道氏は「大きな予算をつけてくれた」と評価した。

　休止中の米原キャンプ場を巡り、当局が廃止して緑地として利活用する方針を示していることに箕底氏が反発、「ルールづくりをした上で再開を」と強く求めた。中山義隆市長は「緑地として活用したい。デイキャンプであればオーケーとも考えられる。それについては意見を聞きたい」とデイキャンプの利用可能性を示した。

　平久保半島東側の自然共生型エコロードについて仲間氏は「アスファルトを舗装して車が通りやすくすべきだ。整備すれば生活道としても使え、観光誘客にもつながる」とエコロードとしての位置づけを疑問視。

　中山市長は「自然環境が残り、優れた景観を残すことは観光業など経済の大きな発展になると確信している。（平久保半島西側）の県道が封鎖された場合の迂回路として救急車や消防車が通れるような幅員は必要と認識している」と述べ、補修や改修に取り組む意向を示した。

　中央運動公園野球場で課題となっている内野スタンド屋根整備について嶋田廉企画部長は、内閣府が迅速・柔軟に対応するための市町村実施の事業を補助する沖縄振興特定事業推進費を申請中と説明、「早期に採択してもらえるよう私自ら積極的に説明したい」と述べた。髙良氏への答弁。

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