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不登校未然防止を 市議会一般質問

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親善都市・岡崎市の取り組み参考に

 12月定例石垣市議会は12日、東内原とも子、箕底用一、井上美智子、田盛英伸の4氏が一般質問を行った。不登校の未然防止対策として親善都市・岡崎市教育委員会の校内フリースクール設置の取り組みを参考にする考えを示した。東内原氏が取り上げた。

(4面に質問要旨、9面に関連))

 答弁によると、岡崎市教委では「フリー」「フィット」「ファン」「フィーチャー」の頭文字をとってF組を学級として設置、担任と支援員を配置している。在籍する学級とF組を気軽に行き来できるなど柔軟な対応をとっており、不登校や登校しぶりの未然防止につながっている。

 東内原氏は「魅力ある学校づくりに向け取り組みを進めてはどうか」と提案、当局側も「多いに参考になる」(天久朝市教育部長)、「F組を参考によりよい適応指導教室に改善していきたい」(﨑山晃教育長)、「ぜひ市教委と連携しながら前向きに進めたい」と答弁した。

 箕底氏は道路標識や道路標示について、横断歩道が見えなくなっている箇所を紹介しながら「劣化して消えているところがたくさんある。神奈川県では交通事故の被害者から訴えられた事例もある」として対策を強く求めた。

 名嘉地長三施設管理課長は「関係機関と定期的に話し合っている。横断歩道やひし形の標示については八重山署に速やかに情報を提供して対策をお願いしたい」と述べ、関係機関と連携を強化して対応する考えを示した。

 井上氏はヤングケアラーの支援強化を要望、伊盛加寿美こども未来局長は「市の支援は周知、相談しやすい環境づくり、必要なサービスへのつなぎと認識しており、より気軽に相談できる窓口として子ども家庭センターを来年4月設置に取り組む」と答えた。

 田盛氏は、子牛のセリ価格の下落で繁殖農家が危機的な状況にあるとして支援の強化を訴えた。棚原長武農林水産商工部長は「頭数が多いことからまんべんなく支援するには大きな財源が伴う。国、県、市でどれだけ手だてができるか調査研究したい」と述べた。

  • タグ: 石垣市議会一般質問
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