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「淡墨桜」の苗を植樹 本巣、石垣市の関係者ら

記念植樹を行う本巣市観光協会の青木輝泰会長(中央)ら=9日午後、市健康福祉センター

記念植樹を行う本巣市観光協会の青木輝泰会長(中央)ら=9日午後、市健康福祉センター

日本三大桜交流を記念

 石垣市真栄里出身で岐阜県在住の仲大盛克才さんを中心に石垣市文化協会と20年余りにわたり交流を続ける同県の関係者らが9日、市健康福祉センター敷地内でさらに交流を深めていこうと淡墨桜の苗3本を記念植樹した。同県本巣市観光協会の青木輝泰会長は「石垣島と岐阜を結ぶ記念として植樹した。文化的交流を通してますます親交を強めていきたい」と述べた。

 本巣市にある「根尾谷淡墨桜」は、福島県の三春滝桜、山梨県の山高神代桜とならぶ「日本三大桜」に数えられ、国の天然記念物にも指定される。樹齢は1500年に上ると言われ、樹高17.3㍍、幹回り9.4㍍、枝張りは24.2㍍の巨木。開花の時期には毎年、国内外から多くの人が見物に訪れる。

 今回、植樹された苗はこの淡墨桜の種を同観光協会が発芽させたもので青木会長は「鹿児島県までは開花の実績がある。石垣島でもうまくいけば数年後には花が見られる」と期待する。

 植樹を終えた中山義隆市長は「距離は離れているが、桜を縁に新たなつながりができた。地元で一生懸命世話して花を咲かせたい」、同文化協会の新城知子会長は「淡墨桜は日差しを好むとある。石垣島の太陽を浴びて素晴らしい桜の木に育ってくれると思う」と述べた。

  • タグ: 淡墨桜石垣市文化協会
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