語やびら大会に派遣 八重山代表3人決定
語やびら大会に石垣市代表として出場する嵩原ひろ子さん(中央)ら=6日午後、石垣市文化協会事務局
竹富町代表に選ばれた大浜もえさん=9月23日、石垣市民会館中ホール
与那国町代表に選ばれた與那覇潤詠さん=9月23日、石垣市民会館中ホール
石垣市文化協会(新城知子会長)は6日、来年2月3日にうるま市石川会館で開催される「第10回しまくとぅば県民大会・語やびら大会」(沖縄県文化協会主催)に派遣する八重山3市町の代表話者を発表した。石垣市代表に嵩原ひろ子さん(67)=宮良=、竹富町代表に大浜もえさん(49)=西表大原=、与那国町代表に與那覇潤詠さん(比川小2年)が選ばれ、それぞれ大会に初出場する。
同会は9月23日に「第11回八重山のすまむにを話す大会」を開催。大会後、同会すまむに部会(黒島健部会長)を中心に県民大会の派遣選考を行い、出場者12人(石垣市7人、竹富町3人、与那国町2人)のうち、テーマ設定や話し方、表現力などで優れた3人が選出された。
嵩原さんはメーラムニ(宮良方言)で「アッチェー アッパーヌ ナラース(祖父母の教え)」と題して発表。大浜さんはヤイマムニ(八重山方言)で「マリジマカイヌ ウムイバ トゥバラーマカイ ヌセーテ(故郷への思いをトゥバラーマにのせて)」、與那覇さんはドゥナンムヌイ(与那国方言)で昔話「ディラブディ」を披露している。
このうち、6日午後に開かれた記者会見で市代表の嵩原さんは「周りの後押しがあってここまで来られた」と感謝。スピーチは長年同居していた祖父母から学んだ「こっこーま」の教えや人生観などを紹介する内容となっており、「アッパー(祖母)の教えの素晴らしさが世の中に伝わるように話したい。本島にいるいとこや宮良郷友会の人もたくさん会場に集まってほしい」と笑顔を見せた。
黒島部会長は嵩原さんの内容について「すまむにの普及促進というテーマに即していて、子や孫に語り継いでほしいスピーチ」と絶賛。新城会長は代表3人へ「八重山の心を届けてほしい」と期待を寄せた。
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