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今年、国内は異常気象が続いている。10日

 今年、国内は異常気象が続いている。10日に福岡、大分、佐賀の3県で強い雨が連続して続く「線状降水帯」が発生。気象庁が「大雨特別警報」を出し「命を守る行動」を呼び掛けたが、川の氾濫や土砂崩れなどで、7人の尊い命が奪われた▼明らかに川幅が広がった川を濁流が流れ、氾濫した箇所では泥水が住宅を襲った。自然の猛威に人間の力の限界を感じる。福岡には12日にも再び線状降水帯が発生、日本海側を中心に激しい雨が予想され、新たな災害が懸念されている▼一方、八重山地方では、少雨傾向で干ばつが心配されている。梅雨明け後、まとまった雨が無く、ほ場ではサトウキビのロール現象も始まり、農家が気をもんでいる▼今年1~6月の降水量は平年の6割程度。夜間断水が行われた2014年と比べても3割少ないという。まして、これから夏休みとなり夏場観光のピークを迎え、水の使用料も増える▼石垣市水道部は8日に会見し①シャワーの水はこまめに止める②洗濯はすすぎ回数や水位を減らしまとめ洗いする―など、市民に節水を呼び掛けた▼天気予報を見ても当面の間は晴れ間が続き、まとまった降雨は期待できそうもない。断水時に重宝される貯水タンクが少なくなった現在、断水に至らないよう、節水に協力しよう。(下野宏一)

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