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22年度修学旅行、最多166校 教育旅行誘致委

八重山教育旅行誘致委員会の全体会議で今年度の取り組みなどを確認する会員ら=13日午後、南の美ら花ホテルミヤヒラ

八重山教育旅行誘致委員会の全体会議で今年度の取り組みなどを確認する会員ら=13日午後、南の美ら花ホテルミヤヒラ

分散化課題、SDGs発信強化

 八重山教育旅行誘致委員会(親盛一功委員長、33業者)は13日、2023年度第1回全体会議を石垣市内ホテルで開き、2022年度の入込学校数が過去最多の166校だったと報告した。23年度は126校を見込む。22年度は11月に集中、23年度も同様の傾向がみられることから分散化を課題に挙げた。SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みをテーマにする学校が増えていることから、23年度も情報発信に力を入れる。

 入込数は会員へのアンケート結果に基づいて出している。22年度は166校2万6596人。校数が過去最多となったのは、旅行先が新型コロナウイルスの影響で海外から国内にシフトしたことが要因。23年度は126校2万2331人を見込む。校数は前年度から減っているが、新型コロナの影響のなかった19年度の104校から増えていることから、コロナの要因を除けば増加傾向にあるという。

 22年度月別では11月の42校が最多。23年度も同月で38校が見込まれている。親盛委員長は「昨年は11月に42校と集中したため、バスが確保できないという問題があった」と指摘、竹富町の会員からも「異常な予約状況でバスが足りなくなり、申し込みをほぼ断った。今年度も11月に集中しており、誘致委員会で対策がとれないか」との声が挙がった。

 ただ、分散化を巡っては学校側の日程の都合や航空便・ホテルの空き状況など絡んでくるため対策が難しく、今後も継続して話し合うことにした。

 全体会では活動計画も決めた。会員企業によるキャラバン(修学旅行フェアへの参加)、継続来島学校への感謝状贈呈、学校の視察対応、海上保安庁などと連携した講話・視察の受け入れ、ホームページ(HP)での広報活動、八重山教育旅行のしおり増刷、受けれ学校数実態調査などを予定している。

 22年度からHPや教育旅行のしおりにSDGsをひもづけて情報発信を行っており、今年度も充実させる。

 海保と連携した受け入れ事業は22年度実績で8校。受け入れに限りがあるものの、親泊委員長は「学校側からけっこうリクエストがあり、石垣ならではのプログラムになっている」と新たな魅力になっていると報告した。

  • タグ: 修学旅行誘致
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