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7割減の「再現」懸念 中止・延期、すでに3割

全国的な新型コロナウイルス感染拡大で、ことしも修学旅行は厳しい状況を迎えている=20年10月27日(資料写真)

全国的な新型コロナウイルス感染拡大で、ことしも修学旅行は厳しい状況を迎えている=20年10月27日(資料写真)

修学旅行

 沖縄県を含む全国的な新型コロナウイルス感染拡大で、八重山を訪れる修学旅行が再び危機を迎えている。2021年度の予約校数はコロナ禍以前の約2倍の200校を超えているが、すでに中止・延期が3割に達した。20年度のキャンセルは予約ベースで7割減となっており、関係者は前年度の再現を懸念している。

 修学旅行の予約校数は八重山ビジターズビューロー(YVB)の八重山教育旅行誘致委員会がまとめた。7月末時点で八重山を訪れる予定校は223校(4万682人)で、コロナ禍以前の19年度比で約2倍。前年度同様、海外旅行に行けない学校が八重山に旅先を振り替えている状況がある。

 ただ、すでに中止・延期も発生。内訳は中止56校(9282人)、年内含めた延期が16校(1987人)で実施済み校は12校(2275人)。校数の割合は▽中止25.1%▽延期7.2%▽実施5.4%となる。残り62.3%は今後、「実施」「延期」「中止」の態度を示すことになる。

 YVBによると修学旅行の中止・延期は、沖縄県がまん延防止等重点措置に入った4月中旬以降、増え始めた。全国的に大阪府、東京都の知事が修学旅行延期や中止を呼び掛けるなど、現在も向かい風の状況だ。

 担当者は「10、11月もキャンセルがあると聞く。夏休みが明けて2学期になると学校側の判断も始まる」と予測する。

 「10月はだいぶ溶けてしまった」と話すのは市内の観光バス会社の担当者。2~3週間前から修学旅行中止などの連絡が入り始め、同月の予約は約3割減った。キャンセルは感染拡大している関東圏の学校が多く、11月の予約にも影響が出始めているという。

 担当者は「11月は大打撃ではないが、この先は感染状況による。関東方面は厳しい状況で、11月も消える可能性がある」と懸念。ただ、全体の予約校数が多いため、約130校残っても予約校数は例年以上。「まだ望みはある」と期待もある。

 石垣市観光交流協会は「県の緊急事態宣言が9月12日で解除されるか見通しが立たない。修学旅行が予定通り行くには、感染リスクを減らさないといけない」としている。

 20年度の修学旅行(YVBまとめ)は来島予定162校中120校(74%)がキャンセル。来島実績は42校に低迷した。

  • タグ: 修学旅行新型コロナ
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