八商工、県4連覇 県高校ロボット競技大会
- 2023年09月30日
- 地域・教育
第30回沖縄県高校ロボット競技大会(県工業教育研究会、県高校文化連盟主催)がこのほど那覇工業高校体育館で行われ、アイディアロボットの部で八重山商工アイディアロボット部(福里美空部長、12人)から3チームが出場して1~3位までを独占、大会4連覇の快挙を成し遂げた。優勝した「八商工アンガマー」と2位の「八商工ウシュマイ」は10月28日から福井県で開催される全国大会へ出場する。
県大会は13日に行われ、アイディアロボットの部には県内4校から9チームが出場。八商工は1年生の「八商工アンガマー」、2年生の「八商工ンミー」、2・3年生の「八商工ウシュマイ」の3チームを編成してエントリーした。
恐竜の化石で有名な全国大会の開催地・福井県にちなみ、ことしは「発掘」をテーマに課題が設定された。コース上の穴に入ったテニスボールとペットボトルをリモコン型ロボットと自立型ロボットで回収して得点を競った。3分間の競技の結果、高い安定性を見せたアンガマーが優勝、ウシュマイ、ンミーはそれぞれ課題1つ分の僅差で2位、3位となった。
優勝したアンガマーメンバーの庄司哲平さん(1年)は「素直にうれしい。1年生は4月から皆同じラインでのスタートだったが、ロボットの機体や操作技術など先輩から教えてもらったことを生かすことができた」と感無量の様子。全国大会に向けて機構の改良を加えているといい、「1度でとれるボールの数を3つから5つに増やし、効率的に高得点を狙いたい」と語った。
準Vだったウシュマイメンバーの福里部長は「4連覇はうれしいが、チームとしては正直すごく悔しい結果だった。まさか後輩に負けるとは思わなかった」と悔しさをにじませ、「今回は機構に不具合があったので全国は完璧なロボットで挑みたい。昨年できなかった予選突破を果たして上位入賞を狙う」とリベンジを誓った。
顧問の永吉勉教諭は「2、3年生が全国レベルのロボットや機構を間近で見て、それを1年生が参考にできたことが結果につながった。昨年より難しい課題だったが、よく頑張った」と称えた。
入賞メンバーは次の通り。
▽優勝=八商工アンガマー(渡辺ツクモ、山根玄耀、石垣隆真、庄司哲平)
▽準優勝=八商工ウシュマイ(福里美空、城間七海、的野浩斗、下地琉翔)
▽3位=八商工ンミー(上原颯馬、崎原康樹、有田銀河、江村陽向)
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