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新百歳 家族で万歳 敬老の日、市内13人に頌状

3日前に100歳になったばかりの桃原ヒデさん(前列中)を多くの人が祝福した=18日午前、登野城の自宅

3日前に100歳になったばかりの桃原ヒデさん(前列中)を多くの人が祝福した=18日午前、登野城の自宅

中山義隆市長にあやかりの杯を授ける桃原ヒデさん(中)=18日午前、登野城の自宅

 「敬老の日」の18日、石垣市内で新100歳の慶田花ヒサ子さん=宮良=と山盛靜さん=大浜=、桃原ヒデさん=登野城=、黒島トミさん=同=の慶祝訪問が行われた。中山義隆市長らが自宅を訪れ、内閣総理大臣、沖縄県知事、市長からの頌状や記念品などを手渡し祝福した。県によると1日現在の八重山郡内の100歳以上長寿者は42人(石垣市34人、竹富町6人、与那国町2人)。新100歳は石垣市13人(男性2人、女性11人)、竹富町2人(女性2人)、与那国町1人(女性1人)の合わせて16人となっている。

 このうち桃原さんは大正12年生まれ。川平出身で24歳のころ、故・由明さんと結婚。子4人、孫10人、ひ孫11人に恵まれた。

 肉も野菜もなんでも好き嫌いなく食べ、特に魚の刺し身が好物だという。自身の97歳のカジマヤーでは、孫の由勝さん得意の三線で「デンサー節」を披露した。

 現在でも1人暮らしで、身の回りのことを何でもこなす。

 この日、桃原さん宅には子や孫、ひ孫ら30人以上が集まり、15日に誕生日を迎えたばかりの新100歳を祝福した。

 多くの人から祝福を受けた桃原さんは「この年まで生きてきて、多くの孫やひ孫にも出会えた。とても幸せ」と笑顔を見せた。

 ひ孫の西里麟太郎さん(12)は「誕生日には家族で掃除機をプレゼントした。家に遊びに来るといつもお菓子をくれる優しいばあちゃん。いつまでも元気で過ごしてほしい」と話した。

 中山市長は「石垣市もお年寄りの方たちが住みやすい町をつくっていきたい。ヒデさんの笑顔が子や孫の幸せにつながる。これからも健康で長生きしてほしい」と長寿を祝福した。

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