八重山毎日新聞社

　【西表】社会福祉法人偕生会特別養護老人ホーム南風見苑（上里享之施設長）は10月28日、「敬老会」を行った。家族らも参加し、新100歳の山下田鶴子さん、カジマヤーの本原愛子さんら、入所者の長寿を祝った。

　上里施設長は「戦中、戦後と大変な中、たゆまないご努力のおかげで現在の明るい豊かな世の中がある」と入所者に感謝した。

　入所者代表あいさつでは、普段車いすの東浜孫助さんが「立つ！」と、自力で立ちあがり、両脇を2人に介助されながら立派にあいさつし、大きな拍手を受けた。

　新100歳の山下さん、カジマヤーの本原さんが竹富町から表彰され、山下さんは「ありがとう！」と大きな声であいさつし、会場がわいた。少し緊張気味の本原さんも、息子の冨里保雄さんが「デンサー節」を歌う時には一緒に口ずさみ、笑顔が見えた。

　竹富町社会福祉協議会からは、池間芳蔵さん（105）、東浜孫助さん（95）、金城三枝さん（101）、比嘉賀豊さん（95）、新垣カメさん（95）、川満ヨシさん（95）も表彰された。

　同施設の功労者として、東浜節子さん、池村シズさん、本村輝子が表彰された。

　祝賀会は、表彰者の家族や職員らが余興を披露し、入所者らは手拍子や笑顔で楽しんだ。最後はひさしぶりに大人数でのモーヤーを満喫した。

（曽根田容子西部通信員）

タグ： 南風見苑 ,  敬老会 ,  新百歳