八重農、賞総なめ 県学校農業クラブ連盟大会・家畜審査競技
- 2023年07月26日
- 地域・教育
第71回沖縄県学校農業クラブ連盟大会家畜審査競技で最優秀賞に輝いた吉本秀紀さん(中央)、優秀賞1席の新城眞那佐さん(中央左)、優秀賞2席の田盛悠祐さん(中央右)、出場した生徒ら=25日夕、南ぬ島石垣空港
大会で成雌牛の審査を行う生徒ら(提供)
第71回沖縄県学校農業クラブ連盟大会の家畜審査競技が25日、今帰仁村の今帰仁家畜市場で開かれ、5校25人が出場した結果、八重山農林高校の吉本秀紀さん(15)=フードプロデュース科1年=が最優秀賞、新城眞那佐さん(16)=同=が優秀賞1席、田盛悠祐さん(同)=同2年=が優秀賞2席と同校が全ての賞を独占した。受賞した生徒たちは同日夕、石垣島に戻り、父母や学校関係者から祝福を受けた。最優秀賞の吉本さんは、10月に熊本で開かれる全国大会へ派遣される。
同競技は、黒毛和種の成雌牛4頭を生徒が審査し、制限時間の20分以内に各部位や総合的な順位を付け、より正確に審査できるかどうかを競うもの。
八重山農林高校からは生徒5人が出場し、表彰を独占。3位と同点で新里疾風さん(1年)が4位、古波蔵幸大さん(3年)が9位とそれぞれ健闘した。
生徒らは始業前の朝7時30分頃から約1時間、担当の石川清隆教諭とともに学習。地域の家畜関係者からも指導を仰ぎながら、大会に備えてきた。
最優秀賞を獲得した吉本さんは「最優秀を取れると思っていなかったので、名前を呼ばれてびっくりした。今以上に家畜審査の勉強を先生と一緒に頑張って、全国でも好成績を残せるようにしたい」と意気込み。
優秀賞1席の新城さんは「よそに左右されず自分の見方でできたのが優秀賞につながった。漢字の勉強から始めて、身体の構造を知れた上で大会に臨めた。来年は、1年かけてもっと詳しく知って、最優秀を目指したい」、優秀賞2席の田盛さんは「練習の時に地域の家畜改良の人が教えにきて模擬試験をしてくれて、『あんまり間違っていないから自信を持って』と言ってくれたので、自分を信じて順位を付けられた。次は最優秀賞を目指して来年もチャレンジしてみたい」とそれぞれ語った。
南ぬ島石垣空港で生徒らを出迎えた中村幸弘校長は「2日間お疲れさまでした。きょう昼に上位独占との知らせを聞いて、学校が沸いた。一人一人が勉強を通して成長したと思う。次もしっかり準備してさらに上位を目指してください」と激励した。
関連するニュース
- 対面交流で絆 八重農 2022/11/05
- 八重農郷芸部 全国出場の支援に感謝 2019/12/24
- 第13回花と緑と食のまつり 2019/12/10
- 八重農、堂々の入場行進 九州地区高校野球大会 2019/10/20
- 八重農グループが入賞 低炭素杯2015 2015/02/15
- 八重農と小学生がコラボ 2015/01/15
- 「全国の取り組み学びたい」 2015/01/15
- 八重農畜産部が優秀賞 全国大会 2014/01/12