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満場総立ち 大慶び 4年ぶり川平満慶まつり

出演者全員で「島人ぬ宝」を合唱、会場も一体となった=26日夜、川平小中学校

出演者全員で「島人ぬ宝」を合唱、会場も一体となった=26日夜、川平小中学校

川平の夜空を彩る打ち上げ花火。8分も続き、来場者を喜ばせた

2500人来場 花火豪華絢爛、夏の夜空彩る

 川平地区の第15回満慶まつり(同実行委員会主催)が26日夜、川平小中学校運動場で4年ぶりに開催された。地区内外から親子連れら約2500人(主催者発表)が訪れ、大抽選会など多彩な舞台プログラムと打ち上げ花火を楽しみ、川平小中児童生徒の青少年健全育成事業や市内の社会福祉事業にも貢献した。収益金は両事業に寄付される。

 同まつりは2008年、川平中学校が「川平満慶太鼓」で全国中学校文化祭に出場を決めたのを機に資金造成を目的に始まった。地域の英雄「仲間満慶山英極」が残した功績を交流と活性化にもつなげようと公民館やPTAなどが実行委員会を組織して継続してきたが、新型コロナウイルスの影響で第12、13、14回は中止となっていた。

 第15回はKI―HAT(キーハット)のライブ、川平小児童のジュニアバンドが披露された後、長田莉羽生徒会長と薄井杏児童会長が開会宣言。地元バンド「てんとぅんてん」、石垣よしゆきさん、金城弘美さんらミュージシャンによるライブ、八重山高校郷土芸能部の演舞が舞台を彩った。

 名物の大抽選会は内外の企業から協賛・協力を得て景品62セットを用意。古酒五升瓶甕、航空券、黒真珠ペンダント、ダイソンの掃除機などに一喜一憂した。

 石垣市内で働く本島出身の20代女性は職場の同僚と初めて来場、「プレイステーション5」が当たって「まさか当たるとは。同僚と遊びたい」とびっくり。「よそから人を呼ばずに舞台イベントができるのはすてき」と感激の様子だった。

 川平公民館の高嶺英康館長は「コロナ禍から行動制限が解除され自由に活動できるようになり、公民館も通常の活動ができるようになっている。満慶まつりはみんなで作り上げるイベントなので団結力が深まる」とうれしそう。南風野哲彦委員長はあいさつで「チケットの購入費は子どもたちの健全育成事業などに使わせていただく」と来場者と地域、協賛企業に感謝。「みんなに喜んでもらえたのが一番。地域のお年寄りからもありがとうねと言われた」と話した。

 最後に出演者と会場が「島人の宝」を合唱して一体に。カウントダウンの後、ザ・テラスホテルズ㈱提供の打ち上げ花火250発が夜空を彩り、大歓声が上がった。

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