川平、大嵩地区通水へ 国営かんがい事業22年度工事で
桃里配水池も着手
2014年度から石垣島国営土地改良事業を実施している沖縄総合事務局石垣島農業水利事業所は2022年度、北部、西部地域への送水を行うための大浦1号配水池関連工事と桃里配水池本体工事の着手や大浦3号送水路の延伸工事を推進する。名蔵3号幹線水路と既存の名蔵2号幹線水路との暫定接続工事では、川平地区と大嵩地区に通水が可能となる。石垣1号、2号送水路の延伸工事も進める。6日、石垣市役所で開かれた石垣島国営土地改良事業推進協議会(会長・中山義隆市長)の総会で報告された。
国営事業は、北西部の水源未整備地域に農業用水を供給するためのもので送水路敷設工事や配水池造成などが実施されている。
石垣島農業水利事業として15件の工事を計画する。
総事業費は281億円で、21年度は20億5000万円。これまでに投入した費用は今年度分を含め164億9800万円になる見通し。
ほ場の区画整理や末端の用水路などについては関連事業の県営、市営の両事業で行う。
21年度は県営8地区390・6㌶、市営8地区89・7㌶の計480・3㌶でかんがい施設などを整備する。
工期は国営事業が2028年度、県と市の関連事業が32年度までを予定している。
事業費は全体で143億5960万円を予定する。
総会では、国営土地改良事業と国営関連事業推進に関する国への要請書を確認。前年度は新型コロナウイルスの影響で書類送付のみだったが、今年度は中山市長ら役員が関係省庁を訪ねて予算確保を要請する。
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