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最優秀賞に清村斉さん とぅばらーま関西予選会

多くの出場者、観衆でにぎわった関西予選会=20日、大阪市大正区の沖縄会館

多くの出場者、観衆でにぎわった関西予選会=20日、大阪市大正区の沖縄会館

とぅばらーま大会関西予選会で熱唱する最優秀賞の清村斉さん=20日、大阪市大正区の沖縄会館

とぅばらーま大会関西予選会で優秀賞の池田陽生さん(右)=20日、大阪市大正区の沖縄会館

過去最多の29人出場し盛況

 【大阪】令和5年度「とぅばらーま大会関西予選会」(近畿八重山郷友会主催)が20日、大阪市大正区の沖縄会館で開かれ、大阪などの関西圏、岐阜、岡山などから過去最多の29人(男性13人、女性16人)が出場。審査の結果、最優秀賞は多良間島出身の清村斉さん(大阪市西淀川区)、優秀賞には岡山県から出場の高校生の池田陽生さんが獲得した。清村さんは9月27日に開催される石垣市主催の「とぅばらーま大会」へ関西代表として出場する。会場は立ち見もできるほど230人余の観客で埋まった。

 優勝した清村さんは「初めての出場で緊張したが練習の成果が出て光栄。本場八重山では、さらに練習を重ね上位を目指して、しっかりと歌っていきたい」と抱負を語った。

 予選会では、それぞれ自分の「とぅばらーま」を、深い思いを声量豊かに熱唱し、観客から惜しみもない拍手を受けた。今年の審査方法は、初めて一般の観客から1人抽選し計9人の審査委員で審査した。

 審査の合間には、「八重山勤王流猪妻玉子舞踊教室」の園生洋子(平得出身)さんらの「白保節」、「うりずんの歌」、奈良沖縄県人会の友情出演で「恋路」、花城文子琉舞研究所からの「ゆいゆい」などの沖縄・八重山舞踊も披露され、会場を和ませた。

 講評で東筋秀盛審査委員長は「今年は昨年よりも全体的に声量がよく、これから伸びるであろう声量の方も大勢おり、楽しみ。今後も三線のさらなる練習を望みたい」などと話した。

 予選会は、出場者総出演で座開きの「鷲ぬ鳥節」を合奏。踊りは近畿八重山郷友会の内原美智子副会長が担当した。

 開催あいさつで近畿八重山郷友会の岡田紘二会長は、「今年は多くの団体、企業、沖縄料理店等のご支援、ご協力で開催する事ができた。本日は出演者の一人一人が主人公。十二分に練習の成果を発揮して下さい」と激励。沖縄県大阪事務所の芹谷一博所長、大阪沖縄県人会の山端立昇会長、八重山毎日新聞社の垣本徳一社長が祝辞を述べた。

 また、今回は「エフエムちゅうおう」の協力で、後日「おきなわんアワー」の番組で9月の毎週土曜日の朝7時から関西予選会の模様が告知放送される予定。
(大阪通信員)

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