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在沖宮良郷友会 県内外から180人交流

縄ない競争で慣れた手付きで縄をなう郷友会会員たち=19日午前、ANAスポーツホールてだこ

縄ない競争で慣れた手付きで縄をなう郷友会会員たち=19日午前、ANAスポーツホールてだこ

老若男女が参加した綱引き=19日午前、ANAスポーツホールてだこ

老若男女、運動会楽しむ

 

 【浦添】在沖宮良郷友会(崎原克英会長)の運動会が19日、浦添市のANAスポーツホールてだこで4年ぶりに開かれ、会員ら約180人が運動を通して交流を深めた。石垣島から送られたわらから、縄を作る「縄ない競争」もあり、会員は試行錯誤しながら縄の長さを競った。

 運動会は実家の場所を元に1~4班まで割り振ってチーム戦を実施。競走、綱引き、障害物競走、紙飛行機大会などに老若男女が参加した。

 このうち「縄ない競争」では参加者は、作った縄を足で押さえながら、手で器用に縄を伸ばしていった。高齢者以外は不慣れな人が多く「難しい」といった声が多く聞かれた。5分間で班ごとに作った縄の長さと美しさを競い、1位は10㍍80㌢だった。競技全体の総合優勝は2班だった。

 運動会の合間に敬老会も開かれた。数え73歳以上の高齢者をイスに座らせ、参加者全員で長寿を祝った。敬老者を代表して宮良幸子さんは「先輩から教えを受けながら、宮良で育った誇りを持って本島で生活している。子どもたちがたくさん来ていて、宮良郷友会の将来は安泰だと思う」とあいさつした。

 鹿児島在の崎原正平さん(37)は「単身赴任で家族に会うのも1年ぶりだったので、交流できてよかった」と感想を述べ、「親子リレー、班別リレーでは年を取ったなと感じたが、まだ走れると思った」と笑った。

 崎原会長は「在沖で生まれた子も2世3世も参加して、郷友の絆を改めて感じた。わらも宮良の有志が送ってくれて、それを郷友が縄をなう形でつながりもできた」と成功を喜んだ。

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