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宮良さん最優秀賞 第12回八重山地区女性の主張大会

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優秀賞は嵩田さん

 2023年度第12回八重山地区女性の主張大会(八重山3市町女性連合会主催)が24日、石垣市民会館中ホールで行われ、宮良婦人会の嵩田真紀さん(50)が「令和SNSのススメ」、白保婦人会の宮良妙子さん(60)が「地域のオバーの思いを繋げたい」の演題でそれぞれ発表した。審査の結果、宮良さんが最優秀賞、嵩田さんが優秀賞を受け、9月20日の県中央大会に八重山代表として出場する。

 宮良さんは、自然の恵みに支えられて命を慈しむ白保の暮らしぶりに感動する一方、新空港建設を巡る地域分断を案じている中、女性たちが地域の和を取り戻すために活動を再開したことを紹介。自らも積極的に関わった経緯に触れながら「女性が力を合わせれば地域を動かすことができる」と強調した。

 「これからの女性たちにも地域の歴史を知り、自然を見つめ、自分たちの歩むべき道をみつけてほしい」とエール、「女性がつながることで地域は発展し、平和で豊かな社会がつくれると思う」と主張した。

 嵩田さんは娘を通してSNSの活用を学び、「地域のニュースや情報を発信していくことで人とのつながりを広げていくことができる」と実感。一方で情報の取り扱いや個人情報保護など注意点も挙げた。

 その上で「SNS活用において学問のススメにある教えは令和時代にも通じる啓蒙」と主張。学びの体験によって自己の確立、相互の尊重と成長につながるとし、「より良い地域の実現に貢献できる」と結んだ。

 審査員3人を代表してマックマイケル留美子委員長(竹富町教育委員会指導主事)は「2人の強い発信力に深い感銘を受けた。熱いメッセージだった。共感しやすいストーリー性もあった。社会全体の幸せや発展を願っていることも伝わってきた」と講評。中央大会に向け▽視線▽声の抑揚▽熱量―などに工夫するよう助言した。

  • タグ: 八重山地区女性の主張大会
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