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90年の節目祝う 八重山郡スポーツ協会

八重山郡スポーツ協会90周年式典で表彰される関係者ら=24日午後、南の美ら花ホテルミヤヒラ

八重山郡スポーツ協会90周年式典で表彰される関係者ら=24日午後、南の美ら花ホテルミヤヒラ

122個人・20団体を表彰

 八重山郡スポーツ協会(長浜信夫会長)の創立90周年記念式典・祝賀会が24日午後、石垣市内のホテルで盛大に開かれた。式典ではスポーツ功労賞や優秀指導者賞、優秀競技者賞で122個人・20団体を表彰。祝賀会では同会90年の歩みがスライドショーなどで紹介され、参加者らが節目を祝い、郡内スポーツ界のさらなる発展を願った。

 同会は1933年6月25日にスポーツ振興を目的に「八重山郡体育協会」として設立。2019年には「八重山郡スポーツ協会」として名称を変更し、新たなスタートを切った。現在27競技団体が加盟しており、90周年を迎えた今年度は「誇れる90年輝かしい未来へ新たな一歩」をスローガンに各種記念事業を実施している。

 過去10年の出来事では21年に開かれた東京五輪に新城幸也選手(ロードレース・3大会連続出場)、平良海馬選手(野球・金メダル)、屋比久翔平選手(レスリング・銅メダル)が出場し活躍。このほか22年の国体で喜友名真士さん(軟式野球優勝)、大城美華さん(カヌースプリント3位)の上位入賞、ソフトテニス競技では八重山高校の全国出場や県民大会で八重山郡チームの50年ぶりの優勝などがあった。

 長浜会長は「日本を代表する五輪大会出場をはじめ、国体や九州、県大会などで活躍する選手を数多く輩出してきたことは本協会の確実な進展と向上の証。今後も本郡スポーツをけん引し、夢と希望となる元気で明るいスポーツを発信し、振興発展と普及に努める」と決意を述べた。

 八重山市長会会長の中山義隆石垣市長は「皆さまのたゆまない努力で日本最南端の八重山から世界に通用するアスリートが続々と育っている。これからも競技スポーツの推進、ジュニアアスリート育成にご尽力いただきたい」と祝辞を述べた。

 式典では各賞受賞者のほか、長年スポーツ振興に寄与した個人団体、高額寄付者、顧問参与らへ感謝状が手渡された。

 受賞者を代表し八重山バレーボール協会の冨村龍男会長は「私たちには八重山のスポーツ界を育てていく大きな目標がある。スポーツで作る健康長寿の八重山をこの受賞を皮切りにさらに目指していくことを誓う」とあいさつした。

 祝賀会では前泊正人竹富町長、糸数健一与那国町長があいさつしたほか、嵩原民子舞踊研究所や各加盟団体の余興もあった。

  • タグ: 八重山郡スポーツ協会創立90周年
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