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「たかが凧、されど凧」は、昨年の第20回…

 「たかが凧、されど凧」は、昨年の第20回石垣島凧あげ交流会の節目を記念して併催された展示会のタイトルだ▼昔から凧は竹で骨を組み、紙を貼って作るものと思っていたが会場に来てみたらビニールに竹骨をセロテープで貼った凧、布をミシンで縫いあげ骨も竹でなく、ガラスファイバーやカーボンを使った凧、大凧は畳んで持ち運べるように空気柱を骨にしているとの説明もあって目からうろこの経験だったとの感想が寄せられていた▼自転車の凧、帆船の凧、クバの葉の凧などに至っては、ほんとうに揚がるのかと不思議がられていた▼さて本日、午前9時から大型クルーズ船バース横広場で開催される第21回石垣島凧あげ交流会には、その不思議な凧たちが全国から参集、石垣島の空を彩ってくれる▼クジラ凧は数十㌢の袋に畳まれていて、揚げる時は、糸に結わえ口から風が入るように持ち、凧が空気でパンパンの柱状になるのを見計らって揚げる▼かように凧は揚がっているのを見て楽しむだけでなく、揚げる前にその素材、作り、からくりなどを説明してもらうと、より興味が増す。北は北海道稚内から南は鹿児島、沖縄石垣まで参加者が自慢の凧を披露する。会場近くにPAC3も垣間見えるが、そんなものが不要になる世界の実現を願って凧を揚げよう。(仲間清隆)

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