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スマホは「親子で使用」 育児講座で高宮城氏講演

スマホが与える影響などについて講話する高宮城修氏=9日午前、結い心センター

スマホが与える影響などについて講話する高宮城修氏=9日午前、結い心センター

3施設合同の育児講座に参加した親子ら=9日午前、結い心センター

市子育て支援センター

 石垣市の子育て支援センター3施設合同の育児講座が9日午前、結い心センターで開かれ、子どものスマホ・スマイル協議会の高宮城修会長が「スマホの影響は0歳~6歳」と題した講演を行った。高宮城氏はスマートフォンを使用した育児の注意点などを解説し、幼児期にデジタル機器を利用する際は「親子で会話しながら使用してほしい」と呼び掛けた。

 講座は石垣市子育て支援センターこっこーま、新栄町こども園子育て支援センターみるくる、かびらこども園地域子育て支援センターの3施設の共同開催によるもの。各センターを利用する親子20組が参加した。

 高宮城氏は1日4時間以上電子メディアに接触し笑顔がない、視線が合わないなどの症状が見られる「サイレント・ベイビー」の存在を紹介。コミュニケーションや言語発達の促進の観点から、幼児期はデジタル機器を親子で会話しながら使用することを勧めた。

 1日の使用時間について0歳児は使わせない、2~3歳児は極力使わせない(1時間以内)、小学生以下は1時間以内、中学生以上は2時間以内と目安を例示。「画面は目から30㌢以上離し、30分見たら30秒目を休める」ルールを示し「子どもたちに自分でさせること、強制させてはダメ」とアドバイスした。

 このほか脳の疲労、ストレス軽減のため▽寝る1時間前には使用しない▽週1日スマホを使わない日を作る▽外で軽い運動や散歩を心がける―など対策を紹介。「保護者が笑顔の家庭はスマホ・ゲーム依存になりにくい。子どもと目を合わせてお話してほしい」と語った。

 参加した砂川優衣さん(29)は「親はSNSに没頭しがちだが、子どもとの時間はそれに代えられない大事なものなんだと再認識した。朝だけでも散歩に行って太陽を浴びたい」と話した。

  • タグ: 子育て支援センター育児講座
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