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「軍備ではなく外交で」 5・21平和集会、石垣で100人

「島々を戦場にするな」とシュプレヒコールを上げデモ行進する参加者ら=21日夕、真栄里公園

「島々を戦場にするな」とシュプレヒコールを上げデモ行進する参加者ら=21日夕、真栄里公園

 5・21平和集会in石垣「島々を戦場にするな!沖縄を平和発信の場に!」(島を戦場にさせない市民集会の会主催)が21日午後、石垣市真栄里公園東広場であった。参加した市民ら100人は「軍備増強ではなく平和的な外交で八重山、沖縄から世界に平和を発信しよう」と訴えた。街頭アピール行進では「二度と島々を戦場にさせない」と唱和した。

 同集会は同日、沖縄本島北谷町で開かれた「島々を戦場にするな! 沖縄を平和発信の場に! 5・21平和集会」に連動する形で実施。冒頭、平和への願いを込めてオカリナ、三線、バンド演奏、トゥバラーマの独唱があった。

 同集会実行委員長の宮良純一郎さんはあいさつで、現政権が進める敵基地攻撃能力や軍備増強を非難、「我々が平和への声を上げていこう」と力を込めた。

 リレーマイクで「普通にくらしたいズ」のメンバーは、これまで政権を監視する住民が「今は監視される立場になり、声が上げにくくなっている」と不安を口にした。

 八重山戦争マラリア遺族会の唐真盛充会長は、ドイツ元大統領の演説を引用して「過去に目を閉ざすものは結局のところ現在にも盲目となる。過去を忘れるものはもう一度それを繰り返す運命にある」と現政権の進め方に懸念を示した。

 﨑山錦士郎さん(54)=石垣=は、開南の野戦病院で亡くなった伯母の﨑山八重さん(享年16)について語った。

 この後、宣言案とスローガンが採択され、「未来の子どもたちのために私たちの島々を守っていこう」と決意を表明した。

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