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7年ぶり山羊まつり大盛況

前足を上げて激しく角をぶつけ合おうとする軽量級のヤギ=27日午後、石垣市総合体育館南側広場

前足を上げて激しく角をぶつけ合おうとする軽量級のヤギ=27日午後、石垣市総合体育館南側広場

石垣島ブランド確立目指す

人口5万人達成記念「第2回石垣島山羊まつり」(同実行員会主催)が27日、石垣市総合体育館南側広場で開催された。子ヤギとのふれあい体験や迫力ある闘ヤギ、初めて実施したヤギ鳴きまね大会など各種プログラムで多くの来場者を楽しませた。同イベントは2017年以来7年ぶり。今後も伝統的なヤギ文化の継承やヤギ肉ブランドの確立を目指していく。

 

 まつりは琉球國祭り太鼓八重山支部、メケ・アロハ・プメハナのパフォーマンスで幕開け。ステージでは、ゼンファミリーの民謡ライブ、ウイングキッズリーダーズの踊りが披露された。

 一時強い雨で中断したが、太陽が顔を出すと待望の闘ヤギ。軽量、中量、重量の3階級に多良間村、名護市、本部町、石垣市などから12頭が出場。前足を上げて立ち上がり、角を激しくぶつけ合う「カーン」という音が響くと、会場は大きくどよめいた。ヤギの息遣いを間近で感じながら勝者が決まると双方に大きな拍手が送られた。優勝はいずれも多良間島から参戦したタラマオカダ号(軽量)、タラマピンクリッティー(中量)、タラマガラガラドン(重量)だった。

 可愛らしいヤギに触れ合えるコーナーは子どもから大人まで大人気。山羊汁・山羊そばではヤギ肉400㌔、1600食分を用意し、長い列ができた。焼き物でヤギの形をつくる体験もあった。大抽選会では優良ヤギ3頭など豪華賞品を取りそろえた。

 ヤギふれあい広場でヤギと触れ合った船道陽依菜さん(11)は「大きいヤギは怖いけど、小さいのはかわいい」とうれしそう。闘ヤギを観戦した島袋晴妃さん(29)は「闘牛はテレビで見たことがあるが、普段のんびりしていそうなイメージのヤギが、あんな風に立ち上がってぶつかり合う動物だとは思わなかった」と仰天。友人の玉城あずみさん(26)は「角がないヤギは犬みたいでかわいかった」と話した。

  • タグ: 山羊まつり
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