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知らないうちに物事が決まっていくと、…

 知らないうちに物事が決まっていくと、仲間外れのようでいい気はしない。初対面の人を「応援してほしい」と頼まれても、やる気は出ない。離島での国政選挙というのは、だいたいそうだ▼「今回はこの人を応援します」と地元の政治家に言われて一票を投じるも、もやもやした気持ちは変わらず。だから投票率が上がらないのだろう▼豊見城や宮古、八重山をエリアとする衆院選沖縄4区で「オール沖縄」の候補者選考がようやく始まった。これから本格的な候補者一本化に向けた作業が進むことになる▼選考方法に注目が集まる。立候補予定者が一人しかいない場合は全会一致で決めやすい。でも今回は3人いるため、結論までに時間がかかりそう。そのうち2陣営は、公開討論会の開催を主張している▼「オール沖縄」はこれまで、公開討論会を開催したことがない。実現すると組織にとって旧体制からの脱皮を図れ、宮古・八重山の有権者が思う「実際に見て選びたい」といったかすかな願いにも、わずかだが応えられる▼座長を務める県議は「公平で民主的な手法」や「透明性のある選考」との方向性をときおり主張する。一本化が達成できても、地元で不協和音が漂っては意味がない。先島の意見を代弁して言えば、各地での公開討論会が必要になる。(玉津盛昭)

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