八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

黒島勢、3部門独占 グランプリに玉代勢牧場

3部門で審査が行われた第26回八重山郡畜産共進会=24日午前、八重山家畜セリ市場

3部門で審査が行われた第26回八重山郡畜産共進会=24日午前、八重山家畜セリ市場

郡畜産共進会

 第26回八重山郡畜産共進会(同協議会主催)が24日、八重山家畜市場で開催された。3部門で審査が行われた結果、母―娘にわたる改良の成果を確認する高等登録群で玉代勢牧場(玉代勢元代表)=黒島=の母「たまよせ22号」・娘「たまよせ24号」、若雌1類で同牧場の「はなかめ」、若雌2類で下地太さん=黒島=の「しもじ9」がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。3部門のグランドチャンピオンには「はなかめ」が輝いた。

 共進会には石垣市と黒島から合わせて18頭が出品され、午前10時から各部門の審査が行われた。審査委員7人が月齢に応じた発育や体格のバランスなどをチェックし、入賞牛を決定。この中からグランドチャンピオンを選出した。

 2部門を制し、グランドチャンピオンを射止めた玉代勢牧場の玉代勢代表は「牛の状態はよく仕上がっており、黒島からの輸送の影響も最小限に抑えられた。県の共進会でも入賞を狙えるようにさらに状態を上げていきたい」と抱負を語った。

 黒島勢が3部門を独占したことについては「全国共進会でこれまでの県勢の記録を塗り替える成績を残した下地太さんの影響が大きい。生産農家たちの目標が一段上がった感じだ」と話した。

 審査委員長を務めた津波修八重山家畜保健衛生所長は「発育面は申し分ない状況。入賞牛については体躯の伸びや胸部の深み、肋張りが良好で体積大きく、肩部や腿部の充実度に優れているものが目立ち、日ごろの適正な飼養管理の成果が現れている」と講評した。

 各部門の上位6頭は、11月に糸満市で開催される沖縄県畜産共進会に八重山地区代表として出場する。

 結果は次の通り。

 【高等登録群】(母牛・42カ月以上の高等登録牛、娘牛・14カ月以上)

 ▽最優秀=玉代勢牧場「母・たまよせ22号、娘・たまよせ24号」▽優秀=宇田悌子「母・おかわり、娘・まんぷく2」▽優良=新里牧場「母・しんの18」、古波蔵牧場「娘・しんざくら」

 【若雌1類】(2022年6月8日~同9月7日生まれの雌)

 ▽最優秀=玉代勢牧場「はなかめ」▽優秀=八重山農林高校「わかこ」▽優良=石球牧場「ももこ」

 【若雌2類】(2022年3月8日~同6月7日生まれの雌)

 ▽最優秀=下地太「しもじ9」▽優秀=大浜朋美「ゆりひめ」▽優良=黒島東牧場「ふくふく」

 【褒章】

 ▽沖縄県農林水産部長賞=玉代勢牧場「はなかめ」▽県畜産振興公社理事長賞=玉代勢牧場「はなかめ」、玉代勢牧場「母・たまよせ22号、娘・たまよせ24号)」、下地太「しもじ9」▽県家畜改良協会会長賞=八重山農林高校「わかこ」▽県農業共済組合長賞=大浜朋美「ゆりひめ」

  • タグ: 第26回八重山郡畜産共進会
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    • 関連するニュースはありません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム