八重山毎日新聞社

　第55回女性の主張中央大会（沖縄県女性連合会など主催）でラジオ沖縄社長賞に輝いた宮良妙子さん（白保婦人会）と奨励賞を受賞した嵩田真紀さん（宮良婦人会）は22日、石垣市教育委員会を訪れ、﨑山晃教育長に報告した。

　同大会は20日、那覇市の琉球新報ホールで開催され、各地区の代表が内容や表現力などで審査が行われた。

　宮良さんは「地域のオバーの思いを繋げたい」の演題で発表。白保地区への新空港建設で村人同士の激しい対立が起こり、豊年祭は分裂、成人祝いも取りやめとなるなど二分してしまった地域の和を取り戻すために最初に動きだした女性たちに感銘を受け、自身も活動に参加。それ以来「女性が力を合わせれば地域を動かすことができる」とさまざまな活動に関わるようになった経験をつづり「これからも白保の歴史を伝え、女性が力を合わせる姿を応援していく。それが幾多の苦難を乗り越えて100年余り続いてきた白保婦人会の中で学び、育てていただいた私の役目だ」と締めくくった。

　嵩田さんは「令和ＳＮＳのススメ」を発表。ＳＮＳを活用した婦人会活動により地域のつながりを強めることができた経験を通し、地域や社会で相互に尊敬しあいながら成長し、よりよい地域の創造に貢献できる可能性を確信したと報告した。

　宮良さんは「挑戦することで学びがあり、心が豊かになった。今後も地域づくりに取り組んでいきたい」、嵩田さんは「大会に参加することで本島の人たちの話も聞けた。それぞれ課題は違えど、つながりが持てるきっかけになった」と話した。

　﨑山教育長は「多くの女性会員と交流することもできたと思う。これからも活動を発信していってほしい」と激励した。

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