八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

勇壮に明石旧盆エイサー 住民総出で手踊りや太鼓

地域行事明石エイサーが開催され、伝統の手踊りや力強い太鼓が披露された=29日夕、明石公民館広場

地域行事明石エイサーが開催され、伝統の手踊りや力強い太鼓が披露された=29日夕、明石公民館広場

読谷村からも初参加

 旧盆中日の29日、石垣市明石集落で地域行事「明石エイサー」(明石公民館主催)が開催された。コロナ前に実施していた明石エイサー祭りから規模を縮小し、昔の形に戻して旧盆エイサーを行った。今回は、明石集落とゆかりがある沖縄本島読谷村の楚辺青年会(大城滉介会長)も初参加。子どもエイサーや舞踊、ゲストライブもあり、地域住民総出で楽しんだ。

 明石公民館(伊波誠館長)は新型コロナウイルス禍の3年間、エイサー祭りの在り方を見直した。地域の高齢化が進み、若者不足で継続開催が厳しいと判断。〝原点回帰〟で「先祖供養」「伝統行事」に重きを置くことを決めた。

 明石エイサーは、38年前(1985年)に楚辺集落から指導者を招き指導を受けて現在の形になっている。特徴は手踊り。男踊りは空手の形が基本になっているという。

 今回、楚辺公民館からも館長を含め50人近くが来場。本家のエイサーを力強く披露した。

 明石公民館は、地謡の歌に合わせて迫力ある「明石エイサー」を演舞。会場には大きな指笛や拍手が響いた。

 明石小学校・あかし幼稚園・明石小卒業生による元気な「子どもエイサー」、舞踊クラブによる桃里節、高那節の舞踊もあった。

 明石公民館の伊波館長は「地域の皆さんに楽しんでもらえるエイサーを今後もしていきたい」と力強く語った。

 来場した井上富夫さん(81)は「38年前公民館長をしていて、楚辺からメンバーが来て習ったことを思い出した。この年になっても太鼓の音が鳴ると血が騒ぐ」と感慨深そうに話した。

  • タグ: 明石旧盆エイサー
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    ページ移動

    キーワード検索フォーム