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「白保方言残したい」 しぃさぶむにかるた完成

完成した白保方言かるた「しぃさぶむにかるた」

完成した白保方言かるた「しぃさぶむにかるた」

白保小PTAを中心に子どもたちが作成した「しぃさぶむに(白保方言)かるた」の原案

仲宗根弘子さんによる読み札の録音QRコード

ゆらてぃく憲章推進委 児童らの絵札、初製品化

 白保の方言を身近なものに感じてもらおうと、白保村ゆらてぃく憲章推進委員会(金嶺光江委員長)はこのほど、「しぃさぶむに(白保方言)かるた」を完成させた。同かるたは、2010年から11年にかけて白保小PTAが中心となり、同小児童らが描いた原案をもとに製作したもの。同会の金嶺会長は「白保の方言が絶滅危惧となっていて、何とか残していきたいとの思いで日々活動している。3年前からカレンダーを作り、今回はかるたの商品化を実現できてうれしい」と完成を喜んだ。

 同委員会は、20年度に方言アヨウ部会を立ち上げ、石垣市大濱晧文化振興基金の助成を受けて、初年度と次年度に白保方言のカレンダー「しぃさぶむに日めくり からだ編」と「しぃさぶむに日めくり 家編」をそれぞれ製作。今年度は「しぃさぶむにかるた」を完成させた。

 かるたは、同委員会の坂東公美委員が白保小PTAの役員をしていた2010年から11年に、当時の小学1~6年生が中心となって製作したもの。14年には、元教員の仲宗根弘子さんの声による読み札の音源録音も行っている。

 絵札には「キビ」や「泡盛」、「シャコガイ」など島の自然や文化、生活なども多く描かれている。身の回りにあるものを中心に、普段からよく使う単語を厳選して載せているという。

 仲宗根弘子さんによる読み札の録音は、下記QRコードから再生できる。

 しぃさぶむにかるたは、読み札、絵札各約50枚入り。定価2000円(税込み)。山田書店や白保の真栄里商店、ばんちゃん、家カフェなどで購入できる。

 このほか、電話やメールでの販売も受け付けている。電話番号は090―4583―0914(金嶺さん)、メールは(sabumuniyura@gmail.com)まで。

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