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ゴールデンウイークを八重山で過ごそうと空路到着した大勢の観光客=27日午前、南ぬ島石垣空港到着ロビー

ゴールデンウイークを八重山で過ごそうと空路到着した大勢の観光客=27日午前、南ぬ島石垣空港到着ロビー

最大10連休、各地でにぎわい

 最大10連休のゴールデンウイーク(GW)初日となる27日、郡内各地には多くの観光客が訪れ、にぎわいを見せた。石垣市内の宿泊施設では27、28日はおおむね予約が入っているが、5月1、2日は空きがあるところも。3、4日がピークとみられ、5日から空きが出始める状況にある。ホテル関係者は予約状況について「例年と比べほぼ同じだが、後半の稼働率が低い。オンライン予約の影響で年々、予約のタイミングが遅くなっている」と今後の動きに期待する。

 旅行代理店大手のHIS(本社・東京)の「2024年GW旅行予約動向」によると、GW中の国内旅行予約者数は前年同期比の76・4%で予約数の多い旅行先は沖縄県が1位。沖縄旅行の平均単価は前年同期比104・7%の12万1900円で、航空運賃の高止まりの影響を受け、上昇傾向が続いているという。

 市内の観光関係者からは「GWの客は思ったより伸びなかった。夏休みがどうなるか心配だ。航空運賃がもう少し安くなれば」などの声があった。

 航空各社によると、下りが4月27~29日、上りが5月2日~6日にピークを迎えるとしている。石垣港離島ターミナルでは午前中は離島を目指す客、午後は離島から戻る客で混雑した。

 県八重山事務所によると2月の八重山入域観光客数(推計)は、前年同月比36・9%(3万188人)増の11万1901人と、2月としてはコロナ禍前の19年を超える過去最高を記録。要因の一つにクルーズ船の寄港を挙げている。

 GW中は4月27、30日と5月1日に海外や国内からのクルーズ船の寄港が予定されており、石垣空港国際線の再開のめどが立たない中、インバウンドの獲得に期待が寄せられる。

 GW初日に東京から訪れた佐藤孔輝さん(35)は3家族9人という大所帯。「気温が高くて驚いた。2泊3日の予定で西表島と竹富島に行く。シュノーケルやマングローブクルーズを楽しみたい」と空港を後にした。

 京都から家族4人で訪れた糸谷隆幸さん(47)は「石垣島に住む友人を訪ねてきた。友人の案内で島を回りたい」、娘の綿乃ちゃん(4)は「ヤギまつりでヤギさんを見たい」と笑顔を見せた

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