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八重山の音楽文化を再認識 トークやライブで魅力共有

トークセッションを行う(左から)大工哲弘さん、山田健太さん、伊良皆誠さん、岡山創さん=2月28日夜、市民会館中ホール

トークセッションを行う(左から)大工哲弘さん、山田健太さん、伊良皆誠さん、岡山創さん=2月28日夜、市民会館中ホール

舞踊を披露する八重山農林高校郷土芸能部=2月28日夜、市民会館中ホール

音楽民族+SESSION2024

 八重山の音楽関係者や文化人が「八重山音楽文化」の可能性や課題について意見交換する「音楽民族+SESSION2024」(主催・石垣市、音楽創造都市石垣推進市民協議会)が2月28日夜、市民会館中ホールで開催された。来場者約190人は、トークセッションやライブパフォーマンスを通して豊かで彩りあふれる音楽文化の価値を再認識した。

 トークセッション2「八重山唄者の世界~継承される謡(うた)文化の魅力と課題~」には大工哲弘さん(八重山うた大哲会会主)、伊良皆誠さん(同協議会会長)、岡山創さん(八重山古典音楽安室流保存会)、山田健太さん(八重山農林高校3年)が登壇。音楽と産業の結びつき、地域連携、次世代継承などについて意見を交わした。

 大工さんはユンタやジラバなどの背景を語り、海外公演などで八重山民謡を説明する際に「ブルース」と表現しているという。琉球古典音楽と八重山の民謡は歌いまわしや「声」が異なるとして、「人間の声は三線に似ると言われている。声は八重山のひとつの楽器だと思う」と八重山独特の「声」を継承してくことを唱えた。

 農高郷芸部の後輩で、県立芸大に進学を控える山田さんとのセッションでは「(大学で)琉球古典をやるとその声に似せるようになってしまうが、声の性質まで寄せてはいけない」とアドバイス。山田さんは「芸大で唄について理解を深め、たくさん学びたい」と語った。

 ミュージシャンの伊良皆さんは「バガダバンド」でも活躍中。同グループでは、昔の情景や農民らの価値観をイメージして曲を作っており、伊良皆さんは「唄の特産品を紡いでいく活動をこれからもしたい」と力強く話した。岡山さんは同保存会の活動を紹介しながら、これから進むべき方向性について述べた。

 トークセッション1には大田静男さん(八重山芸能文化研究者)、山根頼子さん(八重山資料研究会)、登野城吉宗さん(石垣市青年団協議会)も登場した。

 ライブでは大工さん、伊良皆さん、岡山さん、金城弘美さん、比屋根祐さんが民謡を響かせ、農高郷芸部が3曲を披露した。

 同協議会は、石垣市のユネスコ音楽創造都市認定を目指して今後も音楽文化を深掘りしていく。

  • タグ: 音楽民族+SESSION2024八重山音楽文化
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