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小6で全国・県平均上回る 竹富町学力テスト

全国学力・学習状況調査結果

全国学力・学習状況調査結果

中3も県平均より高く

 竹富町教育委員会は27日、2023年度学力向上推進実践発表会で同年度の小学6年生と中学3年生を対象に行われた全国学力・学習状況調査の結果を公表した。小学校は国語、算数ともに県、全国平均を上回り、中学校は国語、数学、英語の全てで県平均を上回った。中学校の数学は全国水準並み、英語は2・6㌽低かった。

 小学校の国語は県平均より7㌽、全国平均より4・8㌽高かった。正答率は「送り仮名に注意して、漢字を文中で正しく使うことができる」が95・7%と高く、「図表やグラフなどを用いて、自分の考えが伝わるように書き表し方を工夫できる」が21・3%と課題に。

 国語と同様に算数も県平均より7㌽、全国より2・5㌽高かった。正答率は「表のなかの知りたい数値を求めることができる」が97・9%と高かった一方で、三角形の面積の大小を判断し、言葉や数で記述する問題が12・8%と低かった。

 中学は国語が県平均より9㌽、全国平均より4・2㌽高かった。自分の考えをまとめる能力が91・8%と高かった一方、「文脈に即して漢字を正しく書ける」が42・9%と比較的低かった。

 数学は、全国平均並み。県平均より9㌽高かった。「問題場面における考察の対象を明確にとらえることができる」が95・9%と高く、度数分布表の各階級の度数の総和を表す「累積度数」に関する問題が正答率26・5%と低かった。

 中学英語は、3教科のなかで唯一、全国平均を2・6㌽下回った。県平均よりは7㌽高かった。「ある状況を描写する英語を聞き、適した絵を選択する」が87・8%と高く、「まとまりのある文章を書く」が6・1%と低い傾向にあった。

 同調査は昨年4月に全国一斉に実施された。

  • タグ: 竹富町教育委員会全国学力・学習状況調査
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