石垣・竹富 休校休園10日まで延長 部活、スポ少年活動禁止
- 2020年05月02日
- 地域・教育
石垣市教育委員会(石垣安志教育長)と竹富町教育委員会(仲田森和教育長)は1日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、6日までとしていた市立小中学校、幼稚園の臨時休校休園措置を、10日まで延長すると発表した。部活動、スポーツ少年団の活動は当面の間禁止としている。保護者判断で児童生徒が登校自粛する場合は、欠席扱いとしない。
幼稚園、こども園の入園式や「始まりの会」は11日~13日。小中学校の始業式は11日、入学式が11日と12日。6日までに新たに感染者が確認された場合は、再度の休校休園の延長を検討する。
2市町は再開時期を11日とした理由について「市内4例目の感染確認者が病院を受診した4月25日から2週間の観察期間が経過すること」、また「島という地域性から観光客の制限など感染予防策がとれること」などを挙げている。
1日午前、市教委事務局で記者会見を行った石垣教育長は「児童生徒の学習の遅れ、限られた生活空間からくる精神的なストレスなどは限界にきている。これ以上心理的不安を持続させることの悪影響は大きい」と学校再開に踏み切る必要性を強調する一方「再開後も児童生徒、地域は緊張感を保ち予防に努めてほしい。でなければ自粛した40日間以上が無駄になってしまう」として、緊張感の持続を求めた。
与那国町教育委員会(田原伊明教育長)は7日から小中学校を再開する。教育課は「与那国島では感染確認がないこと、石垣市での感染例の感染経路がある程度確認されていること、与那国島に来る飛行機の乗客数は把握できる体制にあることなどから、7日再開を判断した」と語った。
10日までの臨時休校延長に、石垣市の小学校1年生の娘を持つ30代女性は「まだ再開には早いのでは。学校はどこまで3密対策をしてくれるだろう」と不安げ。小学校4年生の息子を持つ50代男性は「外にもいけない、友達とも会えない休校期間で子どもはもう限界がきてる。再開は避けて通れない」と、4日間のみの延長に胸をなで下ろした。
子育て支援センターこっこーま、こどもセンター、こどもホっとステーションなども11日に再開。学童は11日以降、放課後預かりとなる。
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