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石垣中がグランプリ獲得 地元食材、味も高評価

第11回ジュニア料理選手権の中学生団体オリジナルレシピ部門でグランプリを獲得した石垣中2年生の左から大立鈴夏さん、米盛和琉さん、漢那愛華さん、奥平清笑さん=26日、味の素グループうまみ体験館(上江洲美奈教諭提供)

第11回ジュニア料理選手権の中学生団体オリジナルレシピ部門でグランプリを獲得した石垣中2年生の左から大立鈴夏さん、米盛和琉さん、漢那愛華さん、奥平清笑さん=26日、味の素グループうまみ体験館(上江洲美奈教諭提供)

「南の島からの贈り物~ウムズナー飯とアーサの茶碗蒸し~」を調理する石垣中のメンバーら。分業体制も評価された(上江洲美奈教諭提供)

ジュニア料理選手権 オリジナルレシピ部門

 オレンジページと味の素㈱が中高生を対象に行っている国内最大級の第11回ジュニア料理選手権の中学生団体オリジナルレシピ部門最終選考が26日、味の素グループうまみ体験館(川崎市)で行われ、石垣中学校2年生4人の「はいさい☆島んちゅバレー部」が調理した「南の島からの贈り物~ウムズナー飯とアーサの茶碗蒸し~」がグランプリを獲得、全国1位に輝いた。

 同チームはバレーボール部に所属する漢那愛華さん、米盛和琉さん、大立鈴夏さん、奥平清笑さん。小学校のころからバレーを続けている料理好きの4人で、応援や食事などで支えてくれている母親への感謝の気持ちを込めてレシピを考案した。

 料理は、地元で採れたウムズナー(ウデナガカクレダコ)をふんだんに使ったイカスミチャーハンと、ガサミのだしと身を加えたアーサ(ヒトエグサ)の茶碗蒸し。

 最終選考には、11月3日にオンラインで行われた二次選考で6チームから選ばれた3チームで出場。「おいしいごはんで人を笑顔に」「地元の特産品を活用」など料理を作る際の思いや工夫、エピソードなどに加え味が審査された。

 審査委員は「茶碗蒸しはカニの風味が素晴らしく、審査会場が揺れた感じになった。ふるさとの食材をふんだんに使ったジューシーなイカスミチャーハンもおいしく食べさせてもらった。さすがバレー部。調理も分業がすばらしかった」と絶賛、「何より皆さんが思ったことを行動に移したことが素晴らしい。今後もチャレンジする勇気がわいてくると思う」とたたえた。

 漢那さんは「審査員に石垣島の食材をたくさんアピールすることができた。料理を通して、石垣島の恵みを伝え、母を笑顔にする事ができてうれしい。たくさんの人が来て緊張したが、4人だったからこそ最後までやりぬくことができた」と喜び、大立さんも「選手権を通して初めは手際よくできなかったけど、練習を重ねる中で上達し、成長することができてよかった。親へ感謝の気持ちを伝えることができてよかった」と満足そう。

 米盛さんは「いつもと違う卵だったので分離したりして焦ったが、好評だったので安心した。グランプリを取って母に日ごろの感謝を込めて恩返しできたと思った。次もまた来年も島の食材を生かして連覇できるように頑張りたい」と意欲。奥平さんは「母親に少しでも恩返しできたことと、学校の先生にいい結果を伝えられることができてよかった。ウムズナー飯の水分が多くハプニングもあったが、火で水分を飛ばしたりとうまくカバーできてよかった。バレーも同等に頑張る」と決意を新たにした。

  • タグ: 石垣中学校ジュニア料理選手権中学生団体オリジナルレシピ部門グランプリ
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