20年の節目で記念碑 ひたちなか市・石垣市友好市民交流
- 2023年11月10日
- 地域・教育
石垣市と茨城県ひたちなか市の市民が友好交流を始めてことしで20周年を迎えたことを記念して9日午後、石垣市新栄公園南側で「ひたちなか市・石垣市友好市民交流の碑」の除幕式が行われた。両市民は行政も交えながら今後も交流の輪を広げ、友好関係を強くしていくことを誓った。
友好交流が始まったきっかけは2003年。ひたちなか市民憲章のメンバーが石垣島開催の「市民憲章運動推進全国大会」に出席するため来島。当時、ひたちなか市の職員だった西野滋夫さん(75)が、たまたま美崎町の島唄ライブ芭蕉布(鳩間隆志代表者)に客として来店し、ステージで繰り広げられる島の伝統芸能に感銘を受けて石垣島へ通うようになった。
ひたちなか市の市民らで「ひたちなか市・石垣市友好市民交流の会」も発足。毎年のように市民数十人で来島する交流ツアーを行っている。石垣市からは鳩間ファミリーがひたちなか市を訪れ20年近くライブを開催している。
碑は、市民の会が中心になり協力者48人で建立。除幕式で市民交流の会の松本光栄会長は「来年から新しいステージに入る。30周年にむけて交流をしていきたい」と決意を新たにした。
除幕式を前に石垣市・中山義隆市長とひたちなか市・大谷明市長が石垣市役所で「ひたちなか市・石垣市友好市民交流に係る覚書」に署名。市民交流で絆を強めるため、サポートしていくことを確認した。
除幕式のあいさつで中山市長は「皆さまからの要望もあり、行政同士のつながりを結ぶことができた。両市民の友好関係が強固になってほしい」、大谷市長は「本日もひたちなか市から36人の石垣島ファンが来ていただいた。市民が先行して関係を作り、行政も一緒になって築く交流の形はなかなかない。20周年をひとつの通過点として深い関係が末永く続いてほしい」とそれぞれ発展を願った。
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