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羽田空港で初開催 与那国島フェア

与那国フェアに出店した事業者ら=29日、羽田空港第一ターミナル

与那国フェアに出店した事業者ら=29日、羽田空港第一ターミナル

日本最西端の特産品PR

 【東京】与那国島の特産品を集めた物産展「与那国島フェアin羽田空港」(与那国町商工会主催)が、27日から29日の3日間、羽田空港第一ターミナル2階マーケットプレイスで行われ、多くの来場客でにぎわった。全国から旅客が集まる羽田空港で物産展を開催することで、日本最西端の島、与那国島の存在を広く知ってもらうことを目的に同空港で初めて開催された。

 会場には島内の10業者や町観光協会が出店。特産品の60度の泡盛「花酒」や、500年の歴史を持つ与那国島織、名産の島唐辛子や塩などのほか、ロケ地となった人気テレビドラマ「Dr・コトー」のオリジナルコラボ商品も販売された。

 5年ぶりに催事出店をしたという与那国海塩は、看板商品の「黒潮源流塩」「花塩」「小花」などを販売。特に「料理人に人気が高かった」という黒潮源流塩は最終日を待たずに完売となった。同社の杉本和将代表は「客単価は3千円超。お客さまから『良いものは高くても買いたい』という購買意欲を感じた。今や、離島はハンディではなく強み」と手応えを語った。

 主催した与那国町商工会の杉本和信会長も「初の開催で最初は不安もあったが、与那国を知っている方も多く、単独開催でも勝負できると実感した。売り上げ目標300万円も超える事ができた」と安堵の表情。「今後はニーズを明確にして、商品ラインアップを厳選していく。来年も開催できたら」と意欲を見せた。(小笠原大介通信員)

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