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新型コロナ禍に移住すると、その街の本当の

 新型コロナ禍に移住すると、その街の本当の姿をみられないもの。外出自粛の発令や各自の感染対策の結果、街の人混みがなくなると、以前からそういう街なのかなと感じてしまう▼昨年5月から那覇生活を送っているが、当時はどの店に行ってもすんなり席につけた。「意外と人気がないんだな」「みんな外食しないんだな」と思っていた▼ところが昨年秋から段階的にコロナ対策が緩和され始め、外国人客も観光に来るようになると一変した。気にも止めなかった店に行列があり、調べてみると老舗の食堂で、地元や観光客でにぎわっていた▼たまに行っていたラーメン屋もさま変わりした。いつも客は私ひとりだったが、いまでは外国人客が20人以上並んでいる。気軽に入れなくなった▼沖縄の産業まつりが10月末に開幕、コロナ前の規模で来場者を歓迎した。去年は食べ歩きが禁止され、必ず座って食べるよう促されたが、それもなくなった。いつもの産業まつりに戻った。県内屈指のイベントがコロナ対策を終了した意義は大きい▼多くの施設やイベントで感染対策が終わり、以前の姿に戻った。移住した皆さんは、本当の八重山の姿を楽しんでいるでしょうか。自然とふれあい、人気店でランチを食べ、夜は街で仲間と楽しんでいるとうれしい。(玉津盛昭)

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