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チーム「ヤマシタ」優勝 大物賞、トローリングで新記録

優勝したチーム「ヤマシタ」=9日、久部良漁港

優勝したチーム「ヤマシタ」=9日、久部良漁港

磯釣り優勝の長濵諭さん=9日、久部良漁港

表彰状を受け取る親子釣り優勝の當間ファミリーの兄弟=9日、久部良漁港

第34回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会

 【与那国】第34回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(与那国町主催)最終日の9日、カジキ6本が釣り上げられ、2日間合計で12本の釣果で閉幕した。トローリング部門ではチーム「ヤマシタ」が総重量373㌔の歴代最高記録で優勝。初日に釣り上げた326㌔のシロカワカジキは、歴代最高記録の276㌔(1998年第9回大会、南海建設チーム)を超え、25年ぶりに大物賞の記録を塗り替えた。磯釣りは長濵諭さん=与那国=が総重量52・8㌔で制した。(3面に写真特集)

 最終日はカジキ釣りトローリング部門が午前7時から午後3時まで行われ、プラスワンが122㌔(アングラー・古川敏浩)、チーム立釣魂(同・久保紀晃)が93㌔のクロカワカジキを釣るなどの豊漁だった。磯釣り部門は午前9時、親子釣りは午前10時から午後3時まで競技を行った。

 大物賞、トローリングで共に歴代最高記録を更新したチーム「ヤマシタ」の山下俊明さん(57)=東京=は「記録を更新できて最高。チームワークでできたことで感謝している。きょうは朝まで飲みたい」と笑顔。

 47㌔のクロカワカジキを釣り上げたチームメートの三俣貢さん(71)=東京=は「チームで2本釣れてよかった。自分で揚げられてすごく気持ちがいい」と喜んだ。

 93㌔のクロカワカジキを釣った久保紀晃さん(46)=三重県=は「あと10、20㍍のところで出たり入ったりの繰り返しでなかなか弱らなかったけれど、釣れてよかった」、2年連続で釣り上げたという山本曄逸さん(39)=大阪=は「息子に見せてあげられてよかった」とほころんだ。

 午後6時半からの表彰式では、各部門の入賞者に大会実行委員長の糸数健一町長から賞状と記念品が贈呈された。夜は、ゲストの宮良康正さんや長間孝雄さんらによるライブ、航空自衛隊南西航空音楽隊による演奏があった。最後は会場全員でドゥンタを踊り、打ち上げ花火で締めくくった。

 大会結果は次の通り。

 【トローリング】

 ①ヤマシタ(山下俊明、三俣貢)373㌔②ちいかわ(植手章、角田修一郎)177㌔③プラスワン(古川敏浩、三坂真)122㌔

 【トローリング大物賞】

 ヤマシタ(山下俊明)326㌔

 【船長賞】

 かよ丸(入慶田本勉明)

 【磯釣り】

 ①長濵諭(52・8㌔、与那国)②阿久津慎吾(23・3㌔、同)③長濵絵理香(16・4㌔、同)

 【磯釣り大物賞】

 阿久津慎吾(14・8㌔)

 【親子釣り】

 ①當間ファミリー(4・9㌔)

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