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八重農レシピ 地元還元 各島のヘルスメイトに伝授

アグリフード科の生徒(左側)からレシピの説明を受ける食生活改善推進員ら=17日、八重山農林高校調理実習室

アグリフード科の生徒(左側)からレシピの説明を受ける食生活改善推進員ら=17日、八重山農林高校調理実習室

出来立てほやほやの黒糖マドレーヌ

竹富町産黒糖活用したお菓子2種

 黒糖の消費拡大につなげようと竹富町産黒糖使用の「黒糖サーターアンダギー」「黒糖マドレーヌ」を開発した八重山農林高校アグリフード科で17日、サーターアンダギー技術講習会が行われた。町が2023年度黒糖活用普及事業として主催。各島の食生活改善推進員(ヘルスメイト)14人が参加、同科の生徒からレシピと作り方を学んだ。今後、各島に還元する。

 レシピは、今春卒業した同科の生徒5人が昨年開発したもの。講習会は、町が竹富町産黒糖の活用促進と食生活改善推進のボランティア活動の充実を図ることを目的に開催された。

 新城優香さん(3年)と生盛奈々子さん(同)、竹西広一教諭が講師を務め、最初に材料の配合割合や製造工程を説明して実践した後、推進員が2人1組になって挑戦した。約2時間かけて仕上げたお菓子に「サクサクしておいしい」「味がよい」と大満足。

 新城さんは「八重農だけのレシピに終わるのではなく、ヘルスメイトに伝わり、さらに八重山に広がってくれればうれしい」、生盛さんは「技術がどんどん広がっていくのはすてきなこと。先輩たちの思いも引き継ぐことができてれうれしい」と話した。

 町食生活改善推進員協議会の内盛良枝会長は「バターやコンデンスミルクを使ったり、グラム数を計測したり、温度を管理したりと、これまで自分たちが作ってきたやり方とは違っていた。すごくおいしく、商品化できるなと思った」と感心の様子だった。

 町健康づくり課保健予防係の大濵由佳管理栄養士は「ヘルスメイトはデイサービスで食事を作ったり、おやつを作ったりするなど各島で食の活動をしている。八重山農林高校のレシピはおいしくて長持ちもする。黒糖商品の魅力を感じてもらい、島に還元してもらいたい」と期待した。

  • タグ: 八重山農林高校アグリフード科黒糖サーターアンダギー黒糖マドレーヌ
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