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児童生徒17人完走 ウルトラウォーク

3日間で60㌔近く石垣島探訪ウルトラウォークを完走した子どもたち=9日午後、石垣市役所

3日間で60㌔近く石垣島探訪ウルトラウォークを完走した子どもたち=9日午後、石垣市役所

「発見たくさんあった」

 小学生らが石垣島を徒歩で一周する2023年度石垣島探訪ウルトラウォークが3日間の日程を終えて9日、小学生11人、高校生6人の計17人が総距離約60㌔にも及ぶウルトラウォークを完走した。ゴール地点の石垣市役所では、保護者や市職員、来庁者が見守る中、手を振って笑顔でフィニッシュ。子どもたちの顔からは達成感が満ちあふれた。

 炎天下のなか迎えた初日とは打って変わり、最終日のこの日の天候は雨。伊野田小学校を午前8時に出発後、途中の星野商店で約1時間、雨宿りをして過ごした。

 3日目は、星野海岸で市教委の職員を講師に、星野集落に伝わる人魚伝説について講話を受けた。その後は雨が降りしきるなか一生懸命歩き続け、救護車を利用しながらも約17㌔の行程を歩き切った。

 新川小学校6年の迎里雫珠さん(11)は「この3日間で自然の過酷さを知ると同時に、歩くことで初めて分かる発見がたくさんあった。すごくきつかったけど、ご飯をたくさん食べたり、遊んだりしてすごく楽しかった」と笑顔。

 石垣市キッズjobサポーターの西泊いつささん(八重山農林1年)は「石垣島についてたくさん知ることができた。こういう活動は初めてで不安と緊張でいっぱいだったけど、無事に歩き切れてよかった」と振り返った。

 団長の吉村安史いきいき学び課課長は「大自然の石垣島の厳しさや優しさを肌で感じてゴールできた。仲間たちと励まし合い助け合いながら完走できた。これからも感謝する心を日々もって過ごしてください」とあいさつ。

 﨑山晃教育長は「達成感にみなぎった顔を見られてうれしい。過酷に感じたこともあったと思うけれど、しっかりやり切ってすばらしい。一歩一歩歩むと必ずゴールにつながることを体験できたと思うので、これからの生活でもいかしていってください」とたたえた。

 子どもたちは今後、今回の体験で得た学びなどをまとめ、26日に各校ごとにプレゼンテーションを行う予定。

 完走者は次の皆さん

 ▽狩俣悠斗(伊野田小)、平良海人(同)、佐久川裕之助(川原小)、与那覇湊(同)、石垣吏琥(同)、高宮城浩之(真喜良小)、﨑山心愛(同)、新崎匠真(新川小)、迎里雫珠(同)、徳井彩花(同)、宮良伽奈(同)

 ▽石垣市キッズjobサポーター=比屋根拓真(八重山商工)、外間琴海(同)、玉那覇絆(同)、西泊いつさ(八重山農林)、西里笑海(同)、豊川ゆい(同)

  • タグ: ウルトラウォーク石垣島
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