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台風6号後、貨物船入港

港では荷物の積み下ろしが慌ただしく行われた=9日午後、石垣港

港では荷物の積み下ろしが慌ただしく行われた=9日午後、石垣港

物資到着で品不足徐々に解消へ

 沖縄地方を通過した台風6号のしけの影響で今月に入って以降、欠航が続いていた生活物資などを運ぶ貨物船が石垣港に入港した。9日、入港した崎原海運の「陽光丸」(総トン数499㌧)は那覇港を出港後、9日午後2時40分ごろ、石垣島に到着。10日早朝には、与那国島に向けて出港する。このほか那覇と宮古、石垣を結ぶ貨物船2隻も9日午後以降に入港し、島内の量販店などに次々と物資が運び込まれた。8日にも南西海運の「ちよ丸」(総トン数498㌧)が那覇から入港している。

 港では時折、雨の降る中、作業員たちが忙しそうに動き回り、フォークリフトでコンテナをトラックに積みかえたり、コンテナの中の荷物を行き先ごとに仕分けしたりと急ピッチで作業が進められた。

 港からは、コンテナを積んだ大型トラックが出発。夕方ごろには、市内にある量販店や大型スーパーに商品が次々と届けられた。

 10日と12日にも、1万㌧級の貨物船などが複数入港する予定で、島内の品不足は、徐々に解消に向かうと見られる。

 このうち買い物客が多い夕方から商品が品出しされた店舗では、生鮮食品などを中心に多くの客が商品を手に取っていた。

 肉や魚などを購入した30代の女性は「こんなに長い期間、商品が無くなったのは久しぶりだと思う。今回のような長期間停滞する台風は、もう来ないでほしい」と話した。

  • タグ: 貨物船台風6号
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