八重山毎日新聞社

　夏休みシーズンを前に米原海岸利用ルール推進協議会（事務局・石垣市施設管理課）は6日、西表石垣国立公園内の石垣島米原海岸で利用ルールの周知活動を行った。夏休み期間中は、利用者の増加が見込まれることから、自然環境に配慮した適正利用や周辺の地域住民生活に支障が出ないよう呼び掛けた。

　石垣市や環境省石垣自然保護官事務所、環境省パークボランティアのほか、同事務所で職場体験中の竹富中学校、大浜中学校の生徒などから20人余りが参加。遊泳者など利用者に適正利用を呼びかけた。

　参加者は、バーベキューやビーチでの喫煙が禁止されていることを説明したほか、環境に優しい日焼け止めの利用、海の生き物の捕獲はしない、サンゴを踏まないなどについて注意喚起した。リーフカレントなど海中の危険箇所なども説明した。

　仲本光寿自然保護官補佐は「声掛けした半数程度の人が利用ルールがあることを知っていた」とルールに対する意識の広がりを感じる一方、ライフジャケットやウエットスーツなどを着用している利用者が少なかったことから「海に入る時は、浮力となるものを身に着けることを推奨している。適正利用のルールを守って、楽しく安全に利用してほしい」と呼び掛けた。

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