八重山毎日新聞社

　石垣市教育委員会は、学校給食センターが小中学校16校に提供する給食について16校分を欠食する。給食センター付近の水道管が15日、漏水したため同センターへの給水が停止。その影響で食器・食管の洗浄や消毒などができず、作業工程上、16日の給食の提供が困難と判断した。市教委によると、欠食への対応については午前授業や弁当持参など各学校の判断になる。

　市教委や市水道部によると、同センターは名蔵配水池から給水を受け受水槽に一定量貯水して使用しているが、送水管の破損による漏水に伴って貯水ができなくなった。

　水道部は同日午後2時50分ごろには漏水箇所の修繕を終えたものの十分な貯水ができず、15日午後5時を過ぎても同センターの水道水は止まったまま。このため翌日の給食に向けた食器類の洗浄や消毒・乾燥が間に合わず、同日午後5時20分ごろ市公式ラインなどで欠食情報を発信した。

　この影響で、同センターが配食する市内16校は弁当持参や午前授業など対応が分かれるとみられる。放課後児童クラブの受け入れ時間を前倒しする学校もある。小学1年生の子を持つ保護者は「急に午前中で帰ってくる。明日の仕事どうしようか。こんな時間に知らされても」と困惑気味だった。

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