与那国島と映画「アクアマン/失われた王国」 姉妹都市提携で調印式
映画「アクアマン/失われた王国」と与那国島の海底アトランティス姉妹都市提携で、調印のサインを行った糸数健一町長(右)とアンバサダーの小島よしおさん=4日、与那国町観光協会2階
「そんなに関係ねぇ!」と提携に関連したネタを披露したアンバサダーの小島よしおさん=4日、与那国町観光協会
【与那国】来年1月12日に公開される映画「アクアマン/失われた王国」とのタイアップイベントの一環で、与那国町は4日、映画舞台の架空都市「海底アトランティス」と姉妹都市を提携した。前日の3日に配給会社のワーナー・ブラザース映画宣伝部スタッフが与那国島の海底遺跡で、翌4日に糸数健一町長が与那国町観光協会でそれぞれ調印。ゲストとして同企画アンバサダーの小島よしおさんも登場し、映画にまつわる島の魅力をPRした。
同映画は、2019年公開の「アクアマン」に続く2作目。5億の海の仲間(魚)を束ねる「海底アトランティス」の王、アクアマンが、南極に眠る「失われた王国」の危機に立ち向かう作品。
映画の舞台「アトランティス」は、大西洋にあったとされる伝説の古代大陸。同大陸と、いまだに謎が多い与那国島の海底遺跡が、伝説の都市をほうふつさせることからつながりがあるとしてタイアップが実現した。
町観光協会で行われた調印式では、沖縄を代表する芸人の小島よしおさんが、映画「アクアマン/失われた王国」×与那国島のアンバサダーに就任。
与那国島南側の海底遺跡ポイントで行われた海中調印式の映像が映し出され、小島さんは「壮大で美しく、多くの生き物たちが共存している。世界中のアクアマン・ファンが遺跡を訪れ、島の魅力を知ってもらえると思う」とPRした。
このあと、糸数町長が「姉妹都市提携協定書」にサインし、「与那国島が正式にアクアマンゆかりの地になったことをとても誇らしく思う。この機会に世界中の多くの人が与那国島に来てもらえるよう盛り上げていきたい」とあいさつした。
姉妹都市提携を祝い、小島よしおさんが一発ギャグを披露。会場をナンタ浜に移し、体に墨を塗って和紙に形を移す「人間魚拓」も行われた。
協定締結にちなみ、同町では、前作「アクアマン」の町民向け上映会を、今月16日にDiDi与那国交流館で全4回、開催する予定。
このほか、与那国空港での映画プロモーションや、商店などでのポスターやチラシの掲示・配布、各種キャンペーンも展開される。
■与那国島と映画「アクアマン」
「そんなに関係ねぇ!!」
いつもの?ギャグ披露
【与那国】4日に行われた映画「アクアマン/失われた王国」と与那国島の海底アトランティス姉妹都市提携発表では、コラボ企画のアンバサダーに芸人の小島よしおさんが就任した。
小島さんは、母親が沖縄出身。自身も沖縄県の離島の久米島生まれで、千葉県で育った。
与那国町観光協会で行われた調印式では、海パンに「ワーナーブラザース」と書かれた法被姿で登場。
一発ギャグでは、BGMに合わせ「アクアマンと与那国~、ぶっちゃけみんな気づいているかもだけれど~、そんなに関係ねぇ!そんなに関係ねぇ!」と、提携に関連したネタを披露した。
映画では、主人公のアクアマンが5億の海の生物を味方につけて戦う海中アクションが見どころ。
司会から「一緒に戦いたい生き物は?」と問われたのに対し、友人のさかなクンから深海魚のフサギンポに似ていると言われたことを明かした小島さんは「多くのフサギンポを率いて分身の術で相手を油断させる『5億の小島よしお作戦』で挑みたい」と答え、笑いを誘った。
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