八農高、県共進会デビュー 「大きな一歩」関係者も激励
- 2023年11月08日
- 地域・教育
【糸満】7日、第49回沖縄県畜産共進会の若雌1類に八重山農林高校フードプロデュース科が飼育する「わかこ」が出場した。種畜の部での高校生の出品は県共進会で初となり、他の畜産農家も「大きな一歩だ」と激励した。
「わかこ」は若雌1類の11頭中、最初の審査をクリアして実質6席以内が内定、次の審査で名前が呼ばれず目標としていた4席入りを逃した。
同校3年の上地翔愛さんは「ベストには近づけたが、管理不足だった。(飼料を)くい込ませられず、おなかの張りが出なかった」と悔やむ。
ただ、県内の優良牛が一堂に会する県共進会で学びもあった。上地君は「すごい牛が見られて勉強になった。若い月齢で体高、体長の伸び、おなかの張りがあった」と驚く。来年以降については「(後輩が)来年も出す方向なので、教えられる所は教えたい」と述べた。
フードプロデュース科の石川清隆教諭は「生徒は朝早くから来て、夜遅くまで牛の管理していた」と振り返り、「来年もタイミングが合う牛がいたらベストだ。『八重山から1位を』と盛り上げてくれたら」と期待した。同共進会に出品した玉代勢牧場の玉代勢元代表は「大人の世界にチャレンジしたことは、大きな一歩だった。頼もしく思う」と高校生の健闘をたたえた。
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