八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

八農高、県共進会デビュー 「大きな一歩」関係者も激励

県畜産共進会に出場した「わかこ」とフードプロデュース科の5人=7日午前、南部家畜市場

県畜産共進会に出場した「わかこ」とフードプロデュース科の5人=7日午前、南部家畜市場

 【糸満】7日、第49回沖縄県畜産共進会の若雌1類に八重山農林高校フードプロデュース科が飼育する「わかこ」が出場した。種畜の部での高校生の出品は県共進会で初となり、他の畜産農家も「大きな一歩だ」と激励した。

 「わかこ」は若雌1類の11頭中、最初の審査をクリアして実質6席以内が内定、次の審査で名前が呼ばれず目標としていた4席入りを逃した。

 同校3年の上地翔愛さんは「ベストには近づけたが、管理不足だった。(飼料を)くい込ませられず、おなかの張りが出なかった」と悔やむ。

 ただ、県内の優良牛が一堂に会する県共進会で学びもあった。上地君は「すごい牛が見られて勉強になった。若い月齢で体高、体長の伸び、おなかの張りがあった」と驚く。来年以降については「(後輩が)来年も出す方向なので、教えられる所は教えたい」と述べた。

 フードプロデュース科の石川清隆教諭は「生徒は朝早くから来て、夜遅くまで牛の管理していた」と振り返り、「来年もタイミングが合う牛がいたらベストだ。『八重山から1位を』と盛り上げてくれたら」と期待した。同共進会に出品した玉代勢牧場の玉代勢元代表は「大人の世界にチャレンジしたことは、大きな一歩だった。頼もしく思う」と高校生の健闘をたたえた。

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

ページ移動

キーワード検索フォーム