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初めて消防操法大会をみた。審査基準に

 初めて消防操法大会をみた。審査基準に「士気」があるためなのか、競技中の消防団員の声は大きい。100㍍ほど離れて眺めていても号令が風に乗って聞こえた▼大会では街でみかける真っ赤なポンプ車や、持ち運びできる小型ポンプを使う。数人で延長ホースをつなぎ、消火地点で放水する。文字で読むと簡単そうだが、実際は難しそうにみえる▼団員たちは競技で、ふだんと異なる機材を使って手順を間違えたり、焦ったのかホース接続が甘く急に外れたりした。急ぐあまり防火衣をちゃんと着ずに失格となる人もいた▼話は変わるが火災が発生すると本島の司令センターは、消防団に火災現場をメールで伝え、近くにいる団員が現地に向かう。消防本部がない竹富町や与那国町は団員が消火活動をするが、本部がある市消防団は火災の初期対応が主な任務になる▼ただ、団員の基本動作に差があっても困る。日頃から練習に参加しない“幽霊団員”には、幹部の判断でメールを転送しない場合もあると聞く▼秋季全国火災予防運動が9日から1週間の日程で始まる。全国統一防火標語は「火を消して 不安を消して つなぐ未来」。火災の要因はたばこの不始末に野焼きの延焼、漏電、放火などさまざま。空気も乾燥してきた。火の元に注意して過ごそう。(玉津盛昭)

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