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サシバ舞う秋の空 渡りピーク、3000羽余り確認

上昇気流に乗って秋空を舞うサシバの群れ=13日午後、バンナスカイラインの渡り鳥観察所

上昇気流に乗って秋空を舞うサシバの群れ=13日午後、バンナスカイラインの渡り鳥観察所

 八重山の秋の使者サシバの渡りが13日、バンナスカイラインの渡り鳥観察所から観察された。9月下旬から始まった渡りはピークを迎え、この日は3000羽余りが観察された。渡りは10月下旬ごろまで見られる。

 この日は青空の下、北からの季節風に乗って次々とサシバが到着。最大の群れは1000羽余りのタカ柱をつくりながら西表島方面へ南下していった。サシバの渡りをひと目見ようと訪れた人たちは、大きなタカ柱が現れるたびに歓声を上げ、渡りの無事を願った。

 サシバは、全長50㌢ほどの中型のタカの仲間で、夏は本土で繁殖し、秋になると南西諸島などを経由して東南アジアなどで越冬する。一部は、八重山で「落てぃ鷹」として越冬する。冬の間は、田んぼや牧草地などで獲物を捕らえる姿が観察される。

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