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ぱいぬ島まつりに4000人 8年ぶり開催

約4000人の観客で大きなにぎわいをみせた第10回ぱいぬ島まつり=20日午後、町離島振興総合センター

約4000人の観客で大きなにぎわいをみせた第10回ぱいぬ島まつり=20日午後、町離島振興総合センター

島々の多彩な演目堪能

 【西表】竹富町の4年に1度の祭典「第10回ぱいぬ島まつり」(同実行委員会主催)が20日、大原の竹富町離島振興総合センターで8年ぶりに開催された。テーマは「いつの世までも末長く美しゃぱいぬ島じま」。島内外から約4000人(主催者発表)が訪れ、各島々の芸能や子どもたちのダンス、町出身アーティストによるライブなど多彩な演目を堪能。会場では町内の織物、焼き物の展示や特産品販売、ことし姉妹町盟約50周年を迎えた斜里町の物産展コーナーなどもあり、終日多くの人でにぎわった。最後は打ち上げ花火で盛大に締めくくった。(3面に写真特集)

 ぱいぬ島まつりは全町民が一堂に集い、心を一つに活力と魅力あふれる町づくりを目指そうと開催されている。前回(2019年)は台風の影響で中止となったため、15年以来8年ぶりとなった。

 開会セレモニーで前泊正人町長は「ことしは町制施行75周年、斜里町姉妹町盟約50年の節目の年。8年ぶりの祭りを大いに盛り上げてほしい」とあいさつし、「さらに活気づく明るい竹富町を目指していく」と決意を述べた。

 ステージは竹富町地区子ども育成会のダンスと合唱、西表東部地区3校による校歌ダンス、波照間小児童による空手道演武で幕開け。島々の芸能では西表島の「まるまぼんさん」、波照間島の「西村コンギ」、鳩間島の「イダ舟・鳩間の港」、小浜島の「旧盆の仲道の儀式」、新城島の「節の巻き踊り」など町内11団体が各島独自の伝統芸能を次々と披露した。

 午後のステージではつちだきくお&小浜島ばあちゃん合唱団や加治工勇・かじくあつし、島仲久、黒島子どもダンス部HeartStep、西表島の4人組バンドTHEHANGOVER、金城弘美、きいやま商店らが出演。船浮のシンガー・ソングライター池田卓がトリを務めた。県内外で活躍するマジシャンのマサ・マジックや王様戦隊キングオージャーによるショーもあり、祭りを盛り上げた。

 まつりはオンラインでも生配信された。

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